納豆が苦手な人も安心してください!

 

今回ご紹介するのは、販売18年目のナットウキナーゼのパイオニア的存在、「納豆博士」です。

 

・血栓症とは

・血栓症は、35歳以上から特に注意が必要です

・日頃の生活習慣が大切です

・納豆博士をお勧めする5つの理由

 

【納豆博士】公式ホームページ

 

血栓症とは

血栓症(けっせんしょう)とは、血管内に血栓ができ、血液の流れが滞ってしまう状態です。血管が傷付くとと、失血を防ぐために血小板の塊ができます。血管が傷害されていない場合でも、血液がドロドロの状態では血塊が形成されます。もしこの凝固の程度が激しいと、凝血塊は形成された血管内皮から遊離し、血管内を流れて、血管が細くなった所に留まってしまい、血流に影響を与えてしまいしまいます。

 

血管内腔の面積の75%以上を血栓が占めると、組織に供給される血流が低下し、その結果酸素供給の低下と代謝産物である乳酸の蓄積に伴う症状が現れる。さらに内腔の90%以上が閉塞すると完全な酸素喪失状態になり、その結果、末梢臓器の細胞が死ぬことを梗塞と言い、血栓が詰まる場所により、脳梗塞や心筋梗塞と分類されます。飛行機に乗っている際、狭い機内で長時間同じ姿勢でいることによって起こる深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)も血栓症の一つです。

 

 

血栓症は、35歳以上から特に注意が必要です

この血栓症は、35歳以上の方は特に注意が必要です。厚生労働省患者調査によると、35歳以上から発症者数が急増しています。

 

また、現在、日本人の死因の第1位はがんですが、第2位は心筋梗塞などの心疾患、第3位は脳梗塞などの脳血管疾患になっています。つまり、日本人の約3割が 「血管がつまる・破裂する」ことにより死亡しているのです。

 

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日頃の生活習慣が大切です

最近では、食生活や生活習慣の変化により、若年層であっても、血液成分のバランスが崩れ、高コレステロールや中性脂肪の多いドロドロ血液の方が、とても増えています。不健康な食生活、運動不足、そしてストレスなどが原因で、血栓を溶かす体の働きが弱まり、増々、血液中に、血栓ができやすくなってしまうのです。そして、自覚することなく、それらの症状は進んでいくのです。

心筋梗塞や脳梗塞は、血液中にできた血栓が血管を詰まらせることにより引きおこされる病気です。血栓症は、多くの場合、自覚症状の無いまま突然発症します。
ある日突然襲ってくる血栓症に対し、何よりも大切なのが「予防」です。血栓を作らず、できてしまった血栓を溶かす体質になるためには、運動や食事による生活習慣の改善が必要です。

 

納豆博士をお勧めする5つの理由

長年、身に付いた生活習慣を、急に変えることは、なかなか難しいものです。そこで、お勧めするのが、安心&安全なナットウキナーゼを豊富に含んだ「納豆博士」です。

「納豆博士」は2002年3月の発売以来、今年で19年目を迎えるベストセラー健康食品。そして、健康の維持はもちろん、ドロドロ生活が気になる多くの方々にご愛飲いただいています。そして、「納豆博士」が多くの方の支持を得ているのには、しっかりとした理由があります。

理由①:ナットウキナーゼは活性度が重要です。

ナットウキナーゼの摂取したい必要量の目安は、2,000FUです。FUとは、「フィブリン分解ユニット」の略称で、ナットウキナーゼの『活性度』を示す単位です。ナットウキナーゼの「元気の良さ」を表す大切な指標です。実は、ナットウキナーゼの活性は、時間の経過とともに、次第に低下してしまうのです。「納豆博士」は賞味期限の2年間にわたり2,000FUの活性を確保するため、製造時には約10%をオーバーする2,200~2,300FUの規格で製造しています。賞味期限内は、いつでも安心の必要量を摂取できるようにしているのです。

理由②:ナットウキナーゼという酵素は「熱」や「酸」に弱いのです

ナットウキナーゼという酵素は「熱」に弱いのです。納豆を加熱料理したりすると、その働きはほ、とんど消えてしまいます。また、「酸」にも弱いので、納豆をそのまま食べても胃酸に触れておよそ半分が死滅してしまいます。

そのようなナットウキナーゼの弱点を克服するため、「納豆博士」は、成分をソフトカプセルで包み込み胃酸の影響を低減して腸まで届くように作られています。さらに、保管時も1日分3粒ずつの個包装になっているので、酸素にも触れにくく、品質を保持しているので安心です。

理由③:お薬との飲み合わせも安心です

「納豆博士」はビタミンK2を完全に除去したサプリメントです。その理由は、ワーファリンなどの、お薬との飲み合わせを考えています。ドロドロ生活で重い病気に罹ったことのある方は、他のお薬との飲み合わせを考慮する必要があります。ワーファリンなど、血液をサラサラにするお薬を処方される場合、お医者さまから納豆を食べないように指導されることがあります。それは、納豆にはビタミンK2が含まれていることが原因です。「納豆博士」は独自製法で納豆に含まれているビタミンK2を完全除去しているので、お薬との飲み合わせも安心してお飲むことができます。「納豆博士」はナットウキナーゼだけをシンプルに配合するという規格で製造されています。
また、大豆だけでなく、すべての原材料において、遺伝子組換え原料を一切使用していません!

理由④:栄養食品協会の厳しい検査を受けています。

「納豆博士」は、公益財団法人日本健康・栄養食品協会の「JHFAマーク』認定品です。『JIF Aマーク』とは公益財団法人 日本健康・栄養食品協会が設定した規格基準をクリアーした健康補助食品に許可される安心&安全のマークです。昭和60年に当時の厚生省が設置を認めた財団法人日本健康・食品協会の事業として、健康食品の規格基準の設定及びその基準に係わる認定制度を開始しました。規格成分のみならず、一般細菌や大腸菌なども分し、表示内容についても医学・栄養学の専門家から構成する、認定健康食品認定審査会で審査をし、許可しています。

理由⑤:只今、500円モニター募集中!

今なら、販売18年目のナットウキナーゼのパイオニア「納豆博士」を500円で試すことができるモニターを募集しています。ネットからのお申込み限定で先着300名様となっています。500円で消費税込み価格、しかも送料も無料なので、詳しく知りたい方は、公式ホームページでご確認ください。
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最新研究!レーズンに見つかった新たな健康効果とは!

 

こんにちは!

サプリメントアドバイザーのヒロキです。

 

今回のテーマは、レーズンです。

レーズンといえば、お菓子やパンの材料として使われたり、またグラノーラなどのシリアルに組み合わせても相性の良いとても身近な存在です。

レーズンは、美味しいだけではなく、健康にも役立つヘルシー食品として注目が集まっています。

 

これまでも、循環器に対する有用性や血糖値を抑制するな機能などの研究が盛んに行われてきたレーズンですが、イタリアとチリの研究班が先行研究のレビューを学術誌「Nutrients」に報告しました。

 

論文の内容を見ていきましょう。

 

先行して行われた研究によると、レーズンは糖分が多い反面、有益な成分の供給源となります。食事の前にレーズンを食べることは、食欲を調整し、健康的で正常な体重を維持することに役立つでしょう。レーズンを食べると、満腹感に影響を与えるホルモンに影響を与え、空腹感が減り、食事の摂取量を抑える可能性があります。これにより、食事のエネルギー摂取量が減少し、正しい体重を維持するのに役立ちます。

レーズンの抗酸化能力は広く実証されており、それはレーズンが持つフェノールの含有量と相関しています。このことは、人間の健康に有益な効果を発揮する可能性を示しています。レーズンは、そのフェノール成分と高繊維含有量により、血液の抗酸化能を高め、総コレステロール値とLDLコレステロール値、収縮期血圧、および炎症反応に関連する分子を低下させることにより、心血管の健康パラメーターを改善する可能性があります。

レーズンを毎日の食事に取り入れることは、循環器疾患の危険因子を下げるようです。さらに、レーズンの血糖値の上昇度合いは低から中程度であるため、糖尿病患者やインスリン抵抗性の患者にとって健康的な選択肢となり、レーズンの摂取は2型糖尿病のリスクの低下につながる可能性があります。

 

レーズンは、抗菌作用、歯への付着性の低さ、エナメル質を損傷する程の口腔pHに至らないことにより、良好な歯の健康を維持する可能性も実証されています。レーズンの摂取は結腸機能にも有利である可能性があり、それらのプレバイオティクス含有量は腸内細菌叢に良い影響を与えていことが推測できるようです。明確な結論を出すには、レーズン摂取が腸内細菌叢と結腸機能に及ぼす影響についてさらに研究を行うことは非常に興味深い研究テーマでしょう。

これまでの研究でレーズンは潜在的に有益な食品であることが示されていますが、より深く、さらなる研究を進めることが必要です。これまでに行われた研究の結論として、毎日の食事に80〜90gのレーズンを加えることは人間の健康に有利である可能性があるようです。

 

このようにレーズンには、次のような効果が期待されると論文内では述べられています。

 

・食前に一定量のレーズンを食べることで、空腹感を減らし体重の維持に効果がある。

・レーズンに含まれているフェノール類には抗酸化作用があり、コレステロール値を正常にし血圧、循環器に機能を改善する効果が認められる。

・レーズンには糖尿病のリスク低下の働きがある。

レーズンは腸内細菌に好影響を与える。

 

 

  • カロリーには注意!

このように健康に良さそうなレーズンですが、カロリーはというと実は生のぶどうよりも高カロリーです。レーズンの100g当たりのカロリーは約301kcalです。一方で、生のぶどうの100g当たりのカロリーは約59kcalとなっています。

レーズンのカロリーは、生のぶどうと比べると、約5倍のカロリーがあります。ご飯100gは約168kcalなので、ご飯と比較しても約2倍のカロリーになります。

どんなに良い健康成分を含んでいるレーズンであっても、食べ過ぎてしまうと、逆にからだには負担となってしまうので、1日約80gまでを目安にすると良いでしょう。

 

 

ドライフルーツの中でも、特に親しまれているレーズン。栄養価がとっても高く、手軽に効率の良いエネルギー補給ができるため、携帯食やダイエット中のおやつにもぴったりです!

ぜひ、毎日の食生活に取り入れてください。

 

【参考文献】

Is Eating Raisins Healthy?

https://www.mdpi.com/2072-6643/12/1/54

 

ナットウキナーゼが持つ大切な5つの健康効果

 

①ナットウキナーゼとは?
②ナットウキナーゼの歴史
③ナットウキナーゼが持つ5つの健康効果
④ナットウキナーゼが効果を発揮するしくみ
⑤ナットウキナーゼを摂取する上での注意点

 

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①ナットウキナーゼとは?
ナットウキナーゼ(nattokinase)は、納豆に含有される酵素タンパク質の一種です。大豆が発酵して納豆になる過程で産生されます。同時に、納豆のネバネバのもとになるポリグルタミン酸や、たんぱく質、ビタミンなどがつくられます。ナットウキナーゼは、納豆以外のほかの大豆製品には存在しない成分です。アジア地域では、納豆などの大豆製品が比較的多く消費されています。同時に、アジア地域においては、心疾患の発生率が少ないことが知られています。ナットウキナーゼには、血管内でつくられる血栓の固まりを溶かす働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果があります。ナットウキナーゼは、経口摂取しても、体内で血栓溶解作用が維持される事が報告されています[1]

 

②ナットウキナーゼの歴史
ナットウキナーゼは、1980年代に、須見洋行教授らにより発見されました。
現在、日本においては、虚血性心疾患や脳梗塞など、血栓が原因で引き起こされる疾患が増加傾向にあります。同時に、それら疾患の予防について、広く関心がもたれています。納豆は、古くから日本において親しまれてきた食品です。須見教授らは、納豆中に線維素分解活性の強い酵素を発見してナットウキナーゼと命名し、ナットウキナーゼを経口摂取することで、血液中の血栓の固まりを溶かす作用が増強されることを確認しました。それ以来, ナットウキナーゼは、血栓症の予防食として期待が高まっています。しかし、納豆には特有の風味と食感があり、食べ慣れている人がいる一方で、苦手な方もいます。そこで、誰でも手軽にナットウキナーゼが摂取できるように,納豆の風味が全くない粉末状のナットウキナーゼ含有素材「NKCP(ナットウキナーゼコンパウンド)」といった食材も開発されています。

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③ナットウキナーゼが持つ5つの健康効果

●血栓症を予防する効果
●血圧を下げる効果
●血流を改善する効果
●コレステロール値を下げる効果
●ナットウキナーゼはアルツハイマー発症予防薬としても注目されています。

●血栓症を予防する効果
ナットウキナーゼには、血栓を溶かしやすくする働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞の予防に役立ちます。
血栓は、血管の損傷を修復するために必要なものです。しかし、血液がドロドロになると、できた血栓がスムーズに溶かされず、血管内に留まり蓄積されてしまうのです。
その結果、血管が詰まってしまい、脳梗塞や心筋梗塞が起きる原因となってしまうのです。血栓症は、自覚症状が出ないので、日々予防することが大切です。
ナットウキナーゼの血栓を溶かす働きは、旅行中の乗り物で、同じ体勢を長時間とるときに発生しやすくなるエコノミー症候群の予防にもつながります[2]

●血圧を下げる効果
ナットウキナーゼには、高血圧を予防する効果があります[3]。心臓が血液を全身に送り出す時に、血液が動脈の壁にかける圧力のことを血圧といいます。血圧が高いと、頭痛やめまい、動悸、息切れ、耳鳴り、手足のしびれといった症状が現れるほか、血管に無理な力がかかることで、動脈硬化の原因にもなります。
硬くなった血管に圧力がかかると、血管が破れやすくなり、脳出血を引き起こす可能性が高まります。成人の高血圧患者の原因のほとんどが、肥満や加齢、塩分過多、ストレス、喫煙、運動不足であるといわれています。ナットウキナーゼを摂取することで、高血圧によって引き起こされる病気の予防にもつながります。

●血流を改善する効果
ナットウキナーゼの血小板の凝集作用と、血栓症に及ぼす影響を調べた研究が行われました。その結果によると、ナットウキナーゼには、血小板凝集を有意に阻害する作用が確認されました。ナットウキナーゼを1週間、経口投与した結果、動脈の閉塞を用量依存的に遅延させ、さらに、ナットウキナーゼの高用量の摂取は、血管の閉塞を完全に防止することが確認されました。その結果、発酵大豆から抽出されたナットウキナーゼが、血小板凝集を阻害し、それによって、動脈壁損傷後の血栓症を遅らせることが示されました[4]

●コレステロール値を下げる効果
ナットウキナーゼが、血液中のコレステロール値を下げ、脂質異常症の改善効果があることが、明らかになっています。脂質の一種であるコレステロールは、細胞をつくる上で必要な成分ですが、動物性脂肪などを多く含む食品の摂りすぎによって、血液中のコレステロールを増加させてしまいます。
コレステロールが増加すると、動脈硬化や、脳梗塞、心筋梗塞などの病気を引き起こす要因にもなります。ナットウキナーゼには、脂質異常症を引き起こすコレステロールの増加を予防する効果が確認されています[5]

●ナットウキナーゼはアルツハイマー発症予防薬としても注目されています。
ナットウキナーゼに関する比較的新しい研究によると、ナットウキナーゼは、アルツハイマー病に関連する脳内のアミロイド斑の蓄積を防ぐ可能性があります。ナットウキナーゼは、アミロイド線維を分解できることが確認されました。ベータアミロイドによって生成されたプラークの蓄積は、アルツハイマー病患者の脳組織に沈着し、脳細胞の損傷の急激な増加に関与します。このストレスは、アルツハイマー病で見られる認知機能の大幅な喪失に関連しています。ナットウキナーゼは、アミロイド関連疾患の治療に非常に役立つ可能性があります[6]

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④ナットウキナーゼが効果を発揮するしくみ
一般的に、タンパク質の一種である酵素は、食品として摂取しても、胃酸によって活性を失ったり、消化によって分解されたりすることにで、その効果を得ることはできないといわれています。
ナットウキナーゼは、タンパク分解酵素の働きによって、ペプチドと呼ばれる断片にまで分解されるが、そのペプチドの中に、血栓溶解活性をもつペプチドがあると考えられています。
ナットウキナーゼが腸管から吸収されて血液中に検出されたという研究もあります。それらの事から、ナットウキナーゼは、タンパク質であるにも関わらず、口から摂取しても血栓溶解作用を発揮すると考えられます。ナットウキナーゼを摂取すると、約4時間から12時間ほど、体内で作用を発揮します。

 

⑤ベストな摂取方法
ナットウキナーゼは熱に弱いという性質を持っています。納豆を摂取する際は、加熱せずに食べることが、オススメです。血栓は、深夜から早朝にかけてつくられやすいため、ナットウキナーゼは、夕食後や寝る前に摂取するのが効果的です。
また、ナットウキナーゼは、酸性の強い胃酸には弱いため、食事と一緒に摂ると効果的です。

ナットウキナーゼを摂取する上での注意点
ナットウキナーゼは、通常の食材から摂取する分には、特に問題となる健康被害や副作用は報告されていません。ただし、納豆やビタミンKを含む食品は、抗凝固剤であるワーファリンとの併用に注意が必要です。医薬品を服用中の人は、念のため、医者や薬剤師に相談の上、利用することをお勧めします。

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【参考文献】
[1]Kim JY, Gum SN, Paik JK, Lim HH, Kim KC, Ogasawara K, Inoue K, Park S, Jang Y, Lee JH (August 2008). “Effects of nattokinase on blood pressure: a randomized, controlled trial”. Hypertens. Res. 31 (8): 1583–8. doi:10.1291/hypres.31.1583. PMID 18971533.

[2] Enhancement of the fibrinolytic activity in plasma by oral administration of nattokinase
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2123064/

[3] 須見洋行, 中島伸佳、「発酵食品中の線溶酵素に関する研究」 『日本農芸化学会誌』 1991年 65巻 7号 p.1125-1127, doi:10.1271/nogeikagaku1924.65.1125

[4] Enhancement of the fibrinolytic activity in plasma by oral administration of nattokinase
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/2123064/

[5] Combined nattokinase with red yeast rice but not nattokinase alone has potent effects on blood lipids in human subjects with hyperlipidemia
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19786378/

[6]Serrapeptase and nattokinase intervention for relieving Alzheimer’s disease pathophysiology in rat model
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/0960327112467040
Nattokinase may protect you from developing Alzheimer’s disease
https://www.invitehealth.com/nattokinase-may-protect-you-from-developing-alzheimerrsquos-disease/radio/2009/02/

東欧セルビアの最新サプリメント事情!

 

こんにちは!

サプリメントアドバイザーのヒロキです!

今回の話題は、東欧諸国のセルビアで行われたサプリメント利用状況の調査をご紹介します。

セルビア共和国、通称セルビアは、バルカン半島北西部に位置する共和制国家で、かつてのユーゴスラビアに属した地域の中央に位置しており、政治的にもその中心となる国でした。セルビアは経済的には開発途上国に位置づけられ、GDPは、約13兆円、国民一人当たりの総生産額は175万円です。近年は、セルビアも、少子高齢化と人口減が報告されている国のひとつです。セルビアは健康に対する意識も高く、サプリメント利用も広がりを見せていますいます。

代替医療学雑誌「ELSERIER」12月号にセルビアの地方都市ノヴィサドにおいて実施されたサプリメント利用実態の調査結果が掲載されました。ノヴィサド市は、セルビア北部に位置し、首都ベオグラードに次ぐ第二の都市で、人口約38万人が暮らしています。

本研究の目的は、セルビアのノヴィサド市におけるサプリメントの利用頻度を調査し、サプリメントユーザーの人口統計や、そのライフスタイルの特徴を明らかにすることです。さらに、最も利用されるダイエタリーサプリメントとその使用理由を明らかにすることを目的としました。

調査方法は、オンラインによるアンケート調査を実施してデータを収集しました。
収集した結果によると、健康な成人435人のデータが得られ、内訳は男性38.7%、女性62.3%でした。全回答者の日常的なサプリメント利用率は42.8%で、男性より女性のほうが、サプリメントの利用率が高いという結果が得られました。

年齢別の分析では、65歳以上の回答者に、サプリメント利用がより多く報告されており、若年層の利用率は低い傾向が見られた。特に45〜54歳の年代においてサプリメントの利用率が顕著に高かった。

また、サプリメントの利用者は、同時に果物の摂取率が高く、中程度の運動習慣、そして非喫煙と社交的な飲酒の特徴が確認された。サプリメントを利用する最大の理由は「健康維持」であり、最も人気の高いサプリメントは「マルチビタミン・ミネラル」(68.8%)であった。

今回のノヴィサドにおける研究結果において、調査対象者の経済的指標とサプリメント使用率との相関関係は、先行研究の定説とは正反対の結果となった。つまり、所得の低い層に、一定のサプリメントの使用率のボリュームが見られました。

セルビアにおいて、調査対象者全体の利用率が40%を超えているのはとても興味深い数字です。

セルビアは欧州のなかでは発展途上国と位置づけられており、社会経済情勢や医療保険制度は日本とは大きく異なりますが、セルビア日本国内の売れ筋サプリメントと同じような商品が流通し、広く消費者に浸透していることが浮き彫りとなりました。セルビアのサプリメント事情を明らかにしたとても興味深い研究報告です。

マルチビタミンサプリ

出典:Complementary Therapies in Medicine 47, December 2019, 102228

参照URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0965229919312750

 

 

 

最強のダイエットサプリはこれ!研究発表の結果は?

 

こんにちは!

サプリメントアドバイザーのヒロキです。

ダイエット効果を謳うサプリメントは数多く発売されています。そして、その成分や効果は、様々です。

プロバイオにより腸内環境の改善を図る腸管免疫系、脂質の代謝を改善することを利用する作用、糖代謝を抑制することによる効果、または、エネルギー吸収の抑制を働きかけるなど、サプリメントによってさまざまなアプローチが提案されています。

いったい、どの成分が数多くのダイエットサプリメントの中で一番効果を発揮するのでしょうか。

この疑問に対してある論文が発表されました。

今回ご紹介するのは、学術誌Nutrientsに掲載された論文です。実際に流通しているダイエットサプリメントに配合されている関与成分を評価し、ダイエット効果に対する科学的根拠の強さを示しました。

論文では、グリーンティ、朝鮮人参、βグルカン、キトサン、グルコマンナン、スピルリナ、ホエイプロテイン、クロロゲン酸、ビターオレンジ、ガラナ、カプサイシン、クルクミン、L-カルニチン、ガルシニア、レスベラトロール、アロエベラ、亜麻仁油、リノレン酸など、全32種類の機能性素材が紹介されています。

ダイエットを成功させたい方は、こちらの記事もご覧ください。

 

論文では、ダイエット成分が身体に働きかけるプロセスを5つのグループにに分類しています。

 

①栄養素の吸収に影響を与える栄養補助食品。

②食欲調節に影響を与える栄養補助食品。

③エネルギー消費の調整に影響を与える栄養補助食品。

④脂肪代謝に影響を与える栄養補助食品。

⑤炭水化物代謝に影響を与える栄養補助食品。

 

それぞれのグループに含まれる成分と評価は次の通りです。

 

① 栄養素の吸収に影響を与える栄養補助食品グループ評価
Green Tea=緑茶A
Ginseng=朝鮮人参B
White KidneyBean=白いんげん豆A
Chitosan=キトサンB
β-Glucans=ベータグルカンB
Psyllium=オオバコB
Glucomannan=グルコマンナンB
Guar Gum=グアーガムB
Agar=観寒天B
Inulin=イヌリンB
② 食欲調節に影響を与える栄養補助食品グループ評価
Caralluma=カラルマB
Spirulina=スピルリナB
Whey protein=乳清タンパクA
Coffee, caffeine=コーヒー由来カフェインA
Chlorogenicacids=クロロゲン酸A
Bitter orange=ビターオレンジB
Guarana=ガラナB
③ エネルギー消費の調整に影響を与える栄養補助食品グループ評価
Capsaicin=カプサイシンB
Curcumin=クルクミンB
L-Carnitine=L-カルニチンB
④ 脂肪代謝に影響を与える栄養補助食品グループ評価
Pyruvate=ピルビン酸B
Dyacilglycerol=ジアシルグリセロールA
Licorice=天草C
Garcinia=ガルシニアC
Resveratrol=レスベラトロールA
Conjugated linoleic acid=共役リノール酸A
Aloe vera=アロエヴェラB
Flaxseed=亜麻仁A
Grapefruit =グレープフルーツB
⑤ 炭水化物代謝に影響を与える栄養補助食品グループ評価
Mangosteen=マンゴスチンB
Chromium=クロムB
Chromium=クロムB

A評価を受けた成分は、

緑茶、白いんげん豆、乳清タンパク、カフェイン、クロロゲン、

ジアシルグリセロール、レスベラトロール、リノール酸、亜麻仁油の9種類です。

 

  • 緑茶

緑茶には、有益な健康への影響があり、特にカテキンお茶の主成分は、幅広い生物活性を持っていることが確認されています。カテキンは体重減少、メタボリックシンドロームの改善、心血管疾患と癌の予防、および神経変性に対する保護、さらに、緑茶は副作用や有害事象がほとんどなく、安全であることが証明されています。緑茶が持つ肥満防止作用の一つに酵素の阻害効果があります。消化管でのリパーゼ、アミラーゼ、およびグルコシダーゼの阻害と脂肪吸収の低下は、炭水化物の消化と吸収を防ぎ、エネルギー摂取量を減らします。

 

  • 白いんげん豆

白インゲン豆にはカルシウムや鉄、食物繊維など、健康を支える成分がたっぷり含まれています。同時にファセオラミン、ポリフェノール、オリゴ糖、レクチンと呼ばれるα-アミラーゼ阻害作用成分も含まれていることから、ダイエットサプリメントの成分として利用されています。

人は食事をすると、すい臓からα-アミラーゼという消化酵素が分泌されます。そのα-アミラーゼは、食べたもののなかにあるデンプンやグリコーゲンといった糖質やたんぱく質をブトウ糖に分解します。運動などで消費しきれないブドウ糖が増えると、太る原因になります。それに対しファセオラミンは、炭水化物が体内で糖質に変わる働きを抑止する効果があります。ファセオラミンを摂れば、過度な食事制限をする必要がなくなり、ストレスのないダイエットが可能になります。

ファセオラミンを摂取するのは、食前や食中が効果的です。食べる量はいつもと同じでも、ファセオラミンのサプリメントを摂取することで、食事量を減らさずにストレスなくダイエットが可能となります。

 

  • 乳清タンパク

ホエイプロテイン(WP)は牛乳の水溶性部分であり、生物学的能力が高いと考えられています

すべての22種の必須アミノ酸を含む価値のあるタンパク質です。 WPは通常、粉末の形で入手可能であり、飲料や食品に簡単に追加できます。運動と同時に摂取するホエイプロテインは、筋肉量の維持と脂肪燃焼の実現に役立ちます。

 

  • カフェイン(コーヒー由来)

コーヒーは、世界中で消費される最も人気のある飲料の1つであり、含有されているカフェインは、十分に確立された刺激特性を持つ天然アルカロイドです。カフェインは、脂質可溶性化合物で、血液脳関門を自由に通過するため、神経機能に影響を及ぼします。カフェインは、空腹感を抑え、エネルギー消費量を刺激するようです。交感神経系の興奮性、脂肪の酸化の増加、褐色脂肪組織を活性化させます。また、カフェイン接種は食欲の抑制にも効果があるようです。

カフェインには、潜在的に体重減少を引き起こす可能性があり、それらはの原料効果のためのツールとして考慮されるべきです。

 

  • クロロゲン酸(CGA)

クロロゲン酸は、コーヒー豆やじゃがいもに含まれているポリフェノールの一種です。脂肪の蓄積を抑える効果があり、

肥満の予防のためのサプリメントなどに利用されています。また、強い抗酸化作用もあります。

 

  • ジアシルグリセロール

ジアシルグリセロールは、油の主成分である脂肪酸の一種。ジアシルグリセロールは食後の中性脂肪の上昇を抑え、体脂肪として蓄積しにくいという全く新しい栄養特性を持っています。ジアシルグリセロールを主成分とした食用油はこれらの効果を表示した特定保健用食品として、平成11年より販売されています。

 

  • レスベラトロール

レスベラトロールは、ブドウ、ベリー、ナッツなどの多種多様な植物種に含まれる天然ポリフェノールです。そして長い間、栄養補助食品として使用されてきました。また、強い抗酸化作用があると報告されています。抗炎症作用、抗発癌作用があり、心臓および神経を保護するようです。レスベラトロールは、食事による肥満の代謝性疾患と体重増加を防ぐことがわかった。

 

  • 共役リノール酸

共役リノール酸(CLA)は、炭素と炭素の間が二重結合になっている不飽和脂肪酸の一種です。その中でも炭素の二重結合の位置により、n6系脂肪酸(オメガ6脂肪酸)に分類されます。CLAは、ひまわりの種子に天然のものが含まれていることで知られています。体内ではほとんど作られていません。食品では牛乳やバター、チーズなどの乳製品や牛肉に含まれます。

CLAは体脂肪増加の抑制、コレステロール値の低下に効果があることが知られています。

CLAは、有酸素運動と併用するとさらに効果的で、運動開始前30分前に飲むといいといわれています。

また、体脂肪を効率よくエネルギーに変えるためには、カルニチンと併用すると脂肪燃焼のサイクルに拍車がかかります。

また、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きもあることから、血流が改善され、冷え性の改善にも効果があります。抗酸化作用をもつため、血管壁に酸化LDLが沈殿するのを防ぎ、さらに、花粉症などのアレルギー反応の引き金となる物質の生成を抑える作用もあります。

 

  • 亜麻仁

亜麻仁は亜麻の植物から供給される機能性食品です。それは繊維とα-リノレン酸(ALA)を豊富に含みます。亜麻仁には約22%のALAが含まれていますが、亜麻仁油には50〜62%のALAが含まれています。亜麻と亜麻仁は、歴史的に創傷治癒として使用されてきました。また、利尿剤、痛み止め、咳止め剤、肌の弾力性と保湿性を向上させる効果があります。

麻の種子に含まれるポリフェノールの一種であるリグナンは内臓脂肪を減らし、脂肪を増やすと報告されています。ALAの代謝産物であるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)には、食欲を抑制し、脂肪の酸化とエネルギー消費を高める効果が期待できます。

亜麻仁に存在する大量の繊維質や、その他の化合物がより高い体重減少をもたらしたと考えられます。

 

さて、高評価を受けたダイエット成分。

あなたは、どれを選択しますか?

 

数多くあるダイエットサプリメント。ただ利用するだけではなく、それらがなぜ効果を発揮するのかを理解することも大切かもしれません。世界中の研究者が日々研究に取り組んでいます。ぜひ、サプリメントを選ぶ参考にしてください。

ダイエットを成功させたい方は、こちらの記事もご覧ください。

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【参考文献】

Current Evidence to Propose Different FoodSupplements for Weight Loss:A Comprehensive Review

https://www.mdpi.com/2072-6643/12/9/2873/pdf

 

ビーガン⁉ベジタリアン⁉菜食主義は本当に体に良い?

 

こんにちは!

サプリメントアドバイザーのヒロキです。

 

今、世界中でベジタリアンやビーガンといった菜食主義者が増えているそうです。

ところで、ビーガンとベジタリアン、その違いをご存知でしょうか?

正確に分類するとビーガンやベジタリアンの中にも、それぞれ多くの分類があるようですが、実はビーガンはベジタリアンの一種です。一般的なベジタリアンは肉や魚を食べないのに加え、ビーガンは卵、乳製品、はちみつ、ゼラチン、魚醤までも口にしないという、「完全菜食主義者」の人たちをいいます。

ビーガンは、肉そのものだけではなく、肉の骨、魚介からとったスープもNGです。ビーガンの主なたんぱく質源は大豆となります。豆腐、味噌などの他、大豆から作ったミートなどでたんぱく質を摂取しています。牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクを飲み、チーズ、ヨーグルトは植物性の原料から作られたものを食べます。

世界と比較すると、まだそれほど多くはないようですが、健康志向の高まりや、独自のライフスタイルに沿った考え方から、日本においても少しづつ増えてきているようです。

 

今回ご紹介する論文は、臨床栄養管理学雑誌「Curr Opin Clin Nutr Metab Care」に掲載されたレビュー論文で、菜食主義ビーガンの健康に対する調査の研究報告です。

論文のタイトルは

「ビーガン主義の老化と長寿:古い概念への新しい洞察を試みる」

Veganism, aging and longevity: new insight into old concepts

です。

それでは、内容を見てみましょう。

【論文要約】

近年、野菜中心の食事が「健康」「長寿」に好影響を及ぼすといわれており、厳格な菜食主義「Vegan(ヴィーガン)」にも注目が高まっている。

本研究では、菜食主義者における死亡率と健康寿命を検討した研究を評価し、菜食が寿命の延伸をもたらす可能性とその作用機序について論じる。

 

先行研究における、菜食主義に関する研究報告数はまだ少ない。疫学研究では、がんや心血管疾患の発生率が低いなど、一貫して低い疾患率が示されていますが、死亡率は菜食主義者や時折肉を食べる人の率と同等です。厳格な菜食主義に徹する理由が食事の質に関するこだわりだとしても、ひいては健康と寿命に影響を与える可能性があります。

菜食主義におけるタンパク質制限や特定のアミノ酸(ロイシンまたはメチオニン)の制限など、ビーガニズムのいくつかの特性に対する新しい洞察は、潜在的に寿命を延ばす可能性を示しています。

ビーガン主義の食事は、インスリンの抵抗性と脂質代謝異常やその関連疾患を改善します。

さらに、食事影響のメディエーターとなる腸内細菌叢は、ビーガンでより多様性に富んでおり、健康に寄与すると考えられる。ただし、菜食主義の食事は、栄養のバランスを崩しがちでもあり、適切なサプリメントを摂取する必要があるだろう。特に子供、妊婦、または高齢者では、菜食主義は健康の要件を満たせないリスクを考慮すべきである。

野菜中心の食事は健康に寄与しているが、必ずしも死亡率を低下させるものではないという結果であった。菜食主義の食事による健康増進の明確なメカニズムはまだ完全には明らかとなっていないものの、多様な要因が関与している可能性が高い。今後も長寿研究において、菜食主義の科学的根拠と質的検証を行っていく必要があるだろう。

と報告されています。

 

今回の研究報告において、ビーガンは生活習慣病の発生リスクを一定数下げるという指摘がある一方で、平均寿命を延ばす効果があるとまでは明確に確認できなかったようです。また、菜食主義におけるサプリメント活用の可能性にも触れています。
さまざまなライフスタイルに応じて、不足する栄養素も異なります。個々の課題に応じたサプリメントの摂取で健康をサポートしましょう。

マルチビタミンサプリ

【参考文献】
PMID: 31895244
DOI: 10.1097/MCO.0000000000000625
URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31895244

中東ドバイにおける意外な⁉サプリメント事情。

こんにちは!

サプリメントアドバイザーのヒロキです。

サプリメントをはじめとした健康食品市場は、世界的に目覚ましい成長を遂げています。

英国の調査会社によると、2018年度における世界のビタミン・栄養補助食品マーケットの売上規模は、約1,140億ドルに成長しています。国別では、上位から、米国が291億ドル、中国が231億ドル、次いで日本が110億ドルとなっています。一方、地域別では、中国を含むアジア地域が目覚ましい成長を遂げ、市場規模は500億ドル(前年比5%増)に到達し、世界のビタミン・栄養補助食品市場の半分を占める結果となりました。

 

そういった中で、今回は、学術誌J Prim Care Community Healthに掲載されたアラブ首長国連邦最大の都市、ドバイにおけるサプリメントの利用状況を調査した論文をご紹介します。

 

論文の題名は、

「ドバイにおけるサプリメントおよび健康増進に関わる政策課題に対する公衆衛生的アプローチ」

「Suboptimal Health, Dietary Supplementation, and Public Health Approaches to Regulatory Challenges in Dubai.」

です。

 

ドバイは、アラブ首長国連邦の中心都市で、人口は約331万人、中東屈指の金融センターで、21世紀に入ってから多くの超高層ビルや巨大ショッピングモールが建設されるなど、今や世界的な観光都市となりました。ドバイ統計センターによると、ドバイ人の平均世帯年収は866,890 UAEディルハム、日本円で約2,600万円。いわゆる「タックスヘブン」で、所得税はありません。

 

さて、そのようなドバイ市民のサプリメント利用実態は、どのようなものでしょうか。

 

調査によると、ドバイ市民の半数以上がサプリメントを利用し、人気のあるサプリメントは、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維、ハーブ、ボタニカル(植物性)サプリメント、アミノ酸であることが分かりました。

さらに健康状態を解析すると、サプリメント利用者の方が、非利用者よりも良好な健康状態であることが確認されています。また、今後の展望として、国によるサプリメントの制度化についても検討されているということです。

 

中東の国UAEにおいても、より良いサプリメント利用環境の整備が期待されているようです。

マルチビタミンサプリ

出典:J Prim Care Community Health. 2020 Jan-Dec;11:2150132720911303.

URLhttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7052461/pdf/10.1177_2150132720911303.pdf

思わぬ危険も!上手にハーブを使用するために!

 

こんにちは!

サプリメントアドバイザーのヒロキです。

今回のテーマは「ハーブ」です。

 

ハーブとは、一般的に料理の香り付けや、保存料、薬、香料、防虫などに利用される有用植物の総称です。種子、実、根、樹皮などは香辛料として使用されることもあります。

 

日本でも、ハーブは煎じて飲むなど、香りに鎮静作用があるもあり、広く定着しています。

アメリカにおいてハーブは、サプリメントの一つのカテゴリーとして位置づけられ、近年、ハーブ市場は、ここ10年で83%の急成長を見せています。

 

ハーブには、「天然由来」「自然」というイメージがあります。
多くの消費者は「ナチュラル」なものは、より高品質でより安全なものと受け止めていますが、実は、自然、天然成分ならではのリスクがあることも指摘されています。

 

この問題について、学会誌(Regulatory Toxicology and Pharmacology)に、米国毒性学会2019年大会で行われた自然・天然成分のリスクに関するシンポジウムをまとめた報告書が掲載されました。

 

ハーブを利用している方や、これから使用したいと思っている方には、ぜひ、知っておいて頂きたい情報です。

天然由来成分のリスクを知り、十分注意したうえで、上手にハーブ製品を使用することが重要です。

 

その報告書のタイトルは、

「”天然”と”安全”は、同じ意味ではない。天然成分と医薬品との併用による毒性について」

「”Natural” is not synonymous with “Safe”: Toxicity of natural products alone and in combination with pharmaceutical agents.」

です。

報告書によって指摘された点は、次の4点です。

 

●「栄養補助食品健康教育法(DSHEA)」が米国連邦議会で可決されてから25年が経過し、サプリメント市場は急速に拡大した。

●サプリメントのカテゴリーのひとつである「ハーブ」の売上高は、2008年から2018年の10年で、48億ドルから88億ドルへと83%の成長率を遂げた。

●消費者は「ナチュラル(自然)」を「セイフティ(安全)」と同じようにとらえがちであるが、天然由来の成分が毒性を有する可能性があることは、研究者には広く認識されている。さらに天然由来の成分のなかには、医薬品と一緒に摂取されたときに、薬物の性質と代謝、送達に変化を与える可能性があり、本来の医薬品が目的とする治療効果を、増強したり、或いは、妨げてしまう作用を持つことがある。

●しかし、ハーブ製品は、天然由来成分であることから、その毒性に関する関心は低く、摂取の影響やリスクは過小評価されてしまう可能性がある。

 

という内容でした。

栄養強化食品や、ハーブを含むサプリメントは、思わに形で、医薬品の作用に影響を与えてしまう場合があることが指摘されています。

ハーブと薬との飲み合わせなどは、医師などの専門家に相談した方が良いといえるでしょう。

 

一方で、ハーブは、古くから人々の間で愛され、重宝されてきた歴史があります。

ハーブは、心地よい匂いを楽しめるだけでなく、安眠、花粉症、生理痛や貧血、ダイエット、リラックス作用、風邪や筋肉疲労、蚊よけ対策など、様々な場面で利用されてきました。

天然由来成分のリスクを知り、十分注意したうえで、上手にハーブ製品を使用していきましょう。

ハーブ

 

出典:Regul Toxicol Pharmacol. 2020 Mar 18;113:104642.

URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0273230020300684?via%3Dihub

プロバイオティクスを知っていますか?その効果とは!

こんにちは!

サプリメントアドバイザーのヒロキです。

今回の話題は、「プロバイオティクス」です。

プロバイオティクス(Probiotics)とは、人体に良い影響を与える善玉菌などの微生物、または、それらを含む製品や、食品のことをいいます。

人間の体内には多くの微生物が存在しています。それら微生物の体内バランスをベストな状態に保つことが、健康を保つ秘訣であるといわれています。

そのためには、乳酸菌に代表される善玉菌を食品やサプリメントなどの健康食品から、積極的に摂取することで、消化器系のバランスを改善し、病気の発生を未然に抑えることができるとされています。この考えは、抗生物質(アンティバイオティクス)の副作用や、抗生物質によって生まれた耐性菌の発生に対抗しようとする考え方から生まれたものです。

こうしたなか、高血圧治療に関する専門学術誌(Current Hypertension Reports)に、プロバイオサプリを摂取した際の効果を評価したレビュー論文が掲載されました。

論文のタイトルは、

「高血圧患者に対するプロバイオティクスの効果:系統的レビューとメタ分析」

「Effects of Probiotics on Patients with Hypertension: a Systematic Review and Meta-analysis.」

です。

この研究の目的は、高血圧患者がプロバイオティクスサプリメントを摂取した場合の、血圧やボディマスインデックス(BMI)、および血糖値に与える影響を評価することです。

 

調査分析方法として、研究チームは、医学論文のデータベースを利用し、高血圧患者のプロバイオティクスサプリメント摂取に関する先行研究を抽出調査しました。データベース(PubMed、Cochrane、Embase、ProQuest)を使用し、医学科学用語および自由記載語を組み合わせて、データベース開始から2020年1月20日までに収載された論文を検索しました。抽出された論文は研究の質を評価し、統計学の手法により各研究間の不均一性を補正した。 その結果、2002年から2019年の間に発表された14報の研究論文を分析対象としました。
抽出をもとに、総勢846人の高血圧患者の研究データを調査しました。

調査結果は、

プロバイオティクスの摂取により、
収縮期血圧は-2.05 mmHg(95%CI:-3.87、-0.24、P = 0.03)
拡張期血圧は-1.26 mmHg(95%CI:-2.51、-0.004、P = 0.047)
体格指数(BMI)は-1.03(95 %CI:-1.28、-0.97、P <0.01)
血糖値は-0.18 mmol / L(95%CI:-0.30、-0.05、P = 0.007)
となり、低減作用が確認されました。

本研究により、高血圧患者、特に糖尿病を合併する患者のプロバイオティックサプリメント摂取が、収縮期血圧、拡張期血圧の両方を有意に減少させることが確認できました。

また、プロバイオティクスのサプリメントの摂取がBMI値および血糖値を下げる効果があることも同時に確認されました。

最近は、腸内細菌叢の認知が進み、プロバイオの整腸作用や免疫やアレルギーに対する有効性は、広く浸透してきました。

今回の研究発表により、腸内環境改善を介した、血圧や血糖値、肥満への作用も明らかになり、プロバイオの生活習慣病の予防や、改善作用が、今後、注目されていくと思われます。

日常生活において、プロバイオの効果を得るためには、納豆などの発酵食品や、ヨーグルトなどの乳製品を食生活に取り入れることが良いとされています。
また、善玉菌は、同じものを摂るよりも、多種多様なものを摂ることが重要だと言われています。
ぜひ、プロバイオを習慣化して、続けていきましょう。

プロバイオの多様な機能性に、ますます期待が高まっています。

プシュケー16種類乳酸菌と24種類の酵母の濃縮エキス

おなかの健康

出典:Curr Hypertens Rep. 2020 Mar 21;22(5):33.

URL:https://link.springer.com/article/10.1007/s11906-020-01041-5

 

 

 

知らないと損!魚が育ち盛りの子どもの脳に与える影響とは?


こんにちは!

サプリメントアドバイザーのヒロキです。

 

今回のテーマは、魚です!

魚には、脂肪酸が豊富に含まれています。その中の有用な成分としてDHAやEPAがあります。

それらには、血液をサラサラにしたり認知機能への効果など、

近年、その高い栄養効果に注目が集まっています。

 

特に、高齢者の認知機能低下の抑制、小児の脳の発達と、

魚の摂取量の関係を調べる研究が盛んに行われています。

 

今回は、オックスフォード大学出版局が運営する「オックスフォードアカデミック」に掲載された研究論文です。

 

テーマは、

「健康な8~9歳の小児における認知的および社会情緒的機能に及ぼす油性魚の摂取の影響:ジュニア無作為抽出試験」

Effects of oily fish intake on cognitive and socioemotional function in healthy 8–9-year-old children: the FiSK Junior randomized trial

です。

さて、どのような結果が出たのでしょうか!

まず、今回の研究を行う背景として、魚に含まれている長鎖不飽和脂肪酸を、小児期が摂取する場合、それらが脳に蓄積され、脳機能の発達に影響を与えるということは知られていたが、小児を対象とした認知機能および社会情動機能に対する長鎖不飽和脂肪酸の無作為比較試験に関する従来の研究では、一貫した結果は確認されておらず、魚の摂取が認知機能や社会情動機能に及ぼす影響を十分に評価したとはいえない。という認識が存在していました。

 

今回の、研究目的は、脂ののった魚の摂取が小児の認知機能および社会情動に及ぼす影響を数値的スコアとして評価し、また、その影響に性差があるかを検討することとしました。

具体的な、方法として、

8~9歳の健常児(n = 199)を無作為に2群に振り分け、12週間の追跡をおこなった。2群はそれぞれ、1週あたり300gの脂ののった魚を摂取する群と、一方は鶏肉を摂取する群とし、研究開始時および研究終了時に注意力、情報処理速度、実行機能、記憶、感情、行動といった、認識機能に関するテストと自記式質問紙調査により評価した。さらに、赤血球の脂肪酸組成を分析した。

結果として現れた数値は、

197人(99%)の小児が試験を完了し、魚を摂取した群の小児は、1週あたり約375グラムの脂ののった魚を摂取した。

脂ののった魚を摂取した群は鶏肉を摂取した群に比べ、赤血球に占める長鎖不飽和脂肪酸の割合が2.3%ポイント(95%CI:1.9-2.6)高くなった。

全体的な認知機能スコアは、鶏肉を摂取した群と比較して魚を摂取した群では0.17ポイント(95%CI:-0.01-0.35)向上していることが確認された。

これは長鎖不飽和脂肪酸の摂取により、認知機能スコアは量依存的に改善することを示唆していた。

また、「注意力」に関する項目については、エラーの減少が確認された(-1.9(95%CI:-3.4- -0.3))。さらに「注意力」に追随して生じる認知の「柔軟性」については、反応がより速くなっており、認知の「柔軟性」が改善したことが示唆された(-51(95%CI:-94- -7))。

魚を摂取した群では、全体的な情動による問題発生が抑制される傾向を反映して、保護者が評価した総合的な課題スコアの減少が確認された(-0.89)。よって内向化課題のスコアが減少(-0.63(95%CI:-1.11、-0.16))した。

脂の乗った魚を摂取することによる総合的な影響は男女ともに類似したものであった。

 

本研究が示した結論は、以下の4点です。

 

・脂ののった魚の摂取量に比例して、認知機能が向上していたことが示唆された。

・特に注意力と認知の柔軟性の向上、社会情動的な課題の軽減に寄与していた。

・男女の差、無く同じ結果が得られた。

・本研究の結果は、小児の脳機能向上をもたらす長鎖不飽和脂肪酸の摂取の重要性を明らかにした。

※試験はアメリカ連邦政府の臨床研究登録制度で登録済みとなっている。(NCT02809508)

 

この研究によって、脂ののった魚を成長期の子ども達に食べさせる重要性が明らかになりました。

特に、魚に豊富に含まれている栄養成分、DHAやEPAは、育ち盛りの子どもの脳機能の発達にとても重要です。

肉類と違って魚には骨などがあり、子どもが食べづらいと感じて苦手意識を持ってしまう場合が多いかもしれません。

どうしても、魚が苦手な子どもには、サプリメントなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。

ぜひ、脂ののった魚を積極的に子どものメニューに加えてみましょう!

勉強・お仕事冴えさえ

【参考文献】

Effects of oily fish intake on cognitive and socioemotional function in healthy 8–9-year-old children: the FiSK Junior randomized trial

https://academic.oup.com/ajcn/article/112/1/74/5855515