奇跡のホルモン「アディポネクチンとは」

 

奇跡のホルモン アディポネクチンとは

 

今回ご紹介するのは、シークワーサーのエキス、亜麻仁油、大豆たんぱく、そして、ごま油由来のセサミンを、バランス良く配合した、サプリメント「DSアディポ」です。

 

  ・シークワーサー

  ・亜麻仁油

  ・大豆たんぱく

  ・セサミン

この組み合わせに、どのような意味があるのでしょうか?

 

テレビで初めて”メタボリックシンドローム”を取り上げた先生が監修したサプリを詳しく見る → 公式ページ

 


奇跡のホルモン「アディポネクチンとは」

今回、奇跡のホルモンとして、ご紹介するのは、「アディポネクチン」です。アディポネクチンは、ヒトの体内にあるホルモンの一種で、1996年大阪大学の研究により、発見されました。基本的には、脂肪は運動をして体を動かさないと、燃えてくれません。でもこのアディポネクチンは、運動をしなくても、運動したときと同様の脂肪燃焼効果を発揮する、すごいホルモンなのです!

アディポネクチンと体形の違いの関係

アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌されるホルモです。そのホルモンが脂肪を燃焼させるなんて、不思議な感じがしてしまいます。なので、肥満を解消するには、アディポネクチンのパワーを効有効に使うことが効果的な方法といえます。一方で、内臓脂肪が多ければ多いほど、アディポネクチンの分泌量が減ってしまうことが研究でわかっています。なので、内臓脂肪が多い方は、残念ながらアディポネクチン による減量効果は、あまり期待できないということになります。

 

アディポネクチンを増やす食べ物は?

1.アディポネクチンを増やす成分①βコングリシニン

「大豆タンパク質」に含まれるβコングリシニンという成分が、アディポネクチンを増やすことがわかっています。食品の中でも、特に、おからパウダーは、大豆たんぱくが、手軽に摂取することが可能です。

 

2.アディポネクチンを増やす成分②オメガ3脂肪酸

オメガ3系脂肪酸のαリノレン酸を多く含むものは、アディポネクチンを増やすとされています。例えば、亜麻、えごま、アブラナ、大豆、麻などの種子になります。全て食用油になっているので、これらの油を積極的に取り入れることが必要です。
特に亜麻の種子に含まれる「セコイソラリシレジノール」という成分は、アディポネクチン値を高めるといわれています。亜麻仁油は、熱に弱いので、温める料理などには向かないこともあり、毎日継続して飲用するのは難しい面もあります。

 

3.アディポネクチンを増やす成分③ノビレチン

沖縄県の名産品、シークワーサーに含まれるフラボノイドの一種「ノビレチン」も、アディポネクチンを増やすことがわかっています。しかし、シークワーサーも、酸味と渋味が強く、そのままでは、食べにくいのはご存知の方が多いかと思います。

 

アディポネクチンを、さらに効率よく増やすには?

 

おからパウダーや、亜麻仁油、そして、シークワーサーを食べ続けると、アディポネクチンが増えることがわかりました。でも、正直なところ、これらの食品を毎日食べ続けるのは至難の業かもしれません。安定して入手することも難しいし、決して食べ易い物でもありません。

そこで、ご紹介したいのが、この三種類の成分をバランスよく配合したサプリメント「DSアディポ」です。



「アディポネクチン」の詳細はコチラ!

「DSアディポ」とは

DSアディポは、シークワーサー由来のノビレチンが40mg、α-リノレン酸が50%以上を占める オメガ3系アマニ油 を744mg、大豆たんぱく 770mgとセサミンを配合したサプリメントです。

 

DSアディポの成分は専門医の岡部正先生と各種研究結果、論文から根拠をもとに選びました。

 

アディポネクチン を 増やす サプリメント

DSアディポは、テレビでおなじみの専門医、岡部正先生が監修した本物のサプリメントです。

テレビでおなじみの岡部先生監修サプリ→公式ページで詳しく見る

岡部先生プロフィール
1953年東京生まれ。1978年慶應義塾大学医学部卒業。
カナダ、カルガリー大学留学。医学博士。
亀田総合病院副院長を経て、東京・銀座に岡部クリニックを設立。
日本病態栄養学会評議員、日本糖尿病学会認定専
門医・指導医、日本肥満学会会員。
テレビ出演  「おもいッきりテレビ」「寿命をのばすワザ百科」「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)、「ザ・怪傑ドクター」(TBS系)

「主治医が見つかる診療所」「解決スイッチ」(テレ東系)

 

「DSアディポ」を公式ホームページで詳しく見る



『アロエが話題!! 美肌、肥満にアロエが効く!? 観るだけじゃない その効能・効果とは?』

 

アロエは、多くの家庭でも育てられ、観賞用だけではなく、食用にしたり、傷を治すことに利用したりと、多目的な植物として知られています。

アロエは、「医者いらず」と言われているように、多くの有効成分が含まれています。傷を治し易くするだけではなく、いろいろな効能が期待できる、自然界の万能薬なんです!

 

今回は、知っているようで知らないアロエの歴史や種類、成分やその効果効能をご紹介することで、アロエの秘められたパワーに迫ります!

 

この記事を読むことでアロエの素晴らしさを知ることができ、アロエが持つ数多くの効果は、きっと、あなたの健康にも役立つ筈です。

 

  アロエサプリのおすすめ人気ランキング5選 を見る

 

【アロエの歴史】

アロエは大昔から、自然界における健康と美容の万能薬として使われてきました。
クレオパトラは、若さと美貌を保つために、アロエの絞り汁を化粧水として愛用したといわれています。
マケドニア帝国をつくったアレキサンダー大王は、家庭教師役であったアリストテレスの進言により、兵士たちの健康維持のため熱心にアロエを栽培していたそうです。
また、コロンブスは長い航海で乗組員たちの健康を守るために、絶えずアロエを船に積んでいたといわれています。

中国においても973年(唐代)に、開宝本草という医薬書に漢薬名「芦会(ロカイ)」の名で、アロエが記載されていました。

日本においては、鎌倉時代にポルトガルの宣教師によって、アロエが伝来したといわれています。江戸時代にはアロエが漢方薬として用いられていたとの記録が残っています。

現在のように、アロエが健康食品や化粧品として幅広く利用され始めたのは第二次世界大戦の頃からです。アロエの効果が科学的に解明されるにつれて、活用の幅はさらに広がっていきました。

 

【アロエの種類】

アロエの種類は細分化すると、730種にも及ぶとも言われており、日本国内においても約350種類ほどあるといわれています。その中でも薬効が認められているアロエは、キダチアロエ、アロエベラ、ケープアロエの3種類です。

全てのアロエに効能があるわけではなく、観賞用の種類にはほぼ薬効はないとされています。

 

◎キダチアロエ

キダチアロエの「キダチ」の由来は、木の幹から枝が伸びるように茎から葉が広がっていることから、「木が立つアロエ」つまり「キダチアロエ」と呼ばれるようになりました。茎が伸び最大で2m近くまで成長します。

寒さに強い品種のため、日本では観賞用としても栽培されています。また、野生にも多く自生し、11月ごろに赤色の花を咲かせます。

キダチアロエは、葉が細くゼリー質の部分は少なく、医薬品として認められてないため、食用として、まるごと全部使えるのが特長です。主に食品や化粧品の原料として利用されています。

キダチアロエは、傷や火傷の外用薬として、また、胃腸薬や便秘薬として内服されるなど古くから生薬として用いられてきました。

 

◎アロエベラ

一般的にアロエと呼ばれるものは、この種類を指します。アロエベラのベラ(vera)はラテン語で「真実の」「本当の」という意味です。アロエベラはアメリカやメキシコで多く栽培され、海外ではアロエというとアロエベラのことを指します。

アロエベラは、茎はほとんど無く、肉厚で大きな葉が特徴です。最大で80cm以上になり、葉は、重なるように地面から広がっているため、 横から見ると逆三角形のように広がって見えます。

寒さには弱く、日本では温度管理の整った施設内か、沖縄などの温暖な地域でしか育ちません。「アロエベラ」は、5月ごろに黄色の花を咲かせます。

葉肉の部分に苦みが少なく、主に食用として用いられます。表面の皮をむいて中のゼリー状の果肉部を食べます。

葉のゼリー質は、ヨーグルトやドリンク剤に利用されたり、刺身などの料理にも活用されます。最近では、肌の潤いを保つ働きや肌を引き締める働きがあるとされることから、化粧品などにも使われています。

また、新陳代謝や血行促進、消炎作用、保湿作用、殺菌作用など、多くの薬効があることで知られています。

 

◎ケープアロエ

ケープアロエは、南アフリカ共和国ケープ州が原産で、日本では明治13年以来、日本薬局方に健胃や、便秘の医薬品として規定されています。

このアロエ末が外用の軟膏に処方され、しもやけ、あかぎれ、火傷、切傷などに適用されています。

 

  アロエサプリのおすすめ人気ランキング5選 を見る

 

【アロエの効果】

アロエはミネラル・ビタミン類をはじめ、高濃度のポリフェノールに代表される抗酸化物質、殺菌作用物質、食物繊維、タンパク質、多糖体など、約200種類もの有効成分が含まれています。それらの有効成分の働きを解明するために、さまざまな研究がなされていると同時に、研究成果は医薬品、サプリメントをはじめ多くの健康食品や民間療法に活用されています。

 

アロエに期待される主な働き

◎アロエを飲むと・・(内服)

胃・十二指腸潰瘍、胃腸病、肝臓病、解毒作用、気管支炎、粘膜の荒れ、肩こり、血行促進、更年期障害、新陳代謝の活発化、高血圧:血管の弾力化、コレステロールの除去、四十肩・五十肩、基礎体力、乗り物酔い、神経の鎮静効果、胆石・結石、肝機能を高める、低血圧、糖尿病頭痛、脳血管を活性化、頭痛抑制、二日酔い、鼻炎・蓄膿症、粘膜の抗炎症、便秘、抗ガン作用、冷え性、自律神経正常化、体質改善、 喘息、気管支の粘膜保護、細菌の感染防止 、膀胱炎、利尿作用、毒素中和

 

◎アロエを塗ると・・(外用)

うおのめ・いぼ、 かぶれ・湿疹、殺菌、消炎 、ひび・あかぎれ、患部保護 、火傷、擦り傷・切り傷、化膿を防ぐ、 歯痛・歯槽膿漏、腫れを和らげる、歯茎を引き締める、痔、止血、 打ち身・捻挫、患部の熱を取る、 虫刺され、毒素中和、腫れやかゆみを和らげる

 

  アロエサプリのおすすめ人気ランキング5選 を見る

 

アロエに含まれる有効成分に関する研究

 

研究成果参照論文
腸の活動を活性化し炎症を抑える作用。アロエベラゲルの経口摂取で治療が難しい過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎の炎症に対し、アロエベラが症状の改善に有効であることが米国消化器学会で発表されている。過敏性腸症候群患者にとって有望な治療オプションであると思われる。1,11,16,23
胃壁細胞からの過剰の塩酸の放出を阻害し、胃の炎症を阻害する作用を示した。アロエに含まれるアロクチンAはストレスや絶食時に、胃を保護する働きがあると思われる。10,23
アロエに含まれている、アロエシンとそのエステル類には美白効果があるとされている。23
アロエベラ液汁に保湿成分である加水分解ヒアルロン酸の皮膚浸透を高める効果があるとされている。ヒアルロン酸には、保湿力に優れ肌のハリや弾力を生み出す粘弾性があるとの報告がある。21
アロエジェルは、紫外線などを浴びることによってできる肌のしわや弾力性に対して一定の改善効果がある研究結果が発表されている。抗炎症作用として、紫外線による皮膚の炎症状態の局所治療に有用である可能性についても指摘されてる。シミのもとになるメラニン産生を抑える作用があるとの報告がある。7,13,20
アロエに含まれるアロエニンとアロクチンAとBには抗炎症作用があると思われる。23
アロエベラは抗菌作用、抗ウイルス作用を有し、適切な用法を守ることで怪我の治療、創傷治癒に一定程度有効だと言われている。3,6,12,23
アロエの外用による切り傷、火傷による炎症抗炎症効果は、アロエに含まれるレクチンによるものと推定される。軽度の火傷にアロエベラが治癒効果を持つということを指示する証拠が蓄積されてきている。14,23
アロエに含まれるアセマンナンの投与で早期の口内炎治癒が認められた。23
アロエベラ入り歯磨き粉の使用で歯肉炎や歯垢の大幅な減少が見られたという。アロエベラゲルは、歯の虫歯や歯周病の予防のための消毒剤として使用することで、口腔内の病気を改善する可能性があると結論付けています。2,4,17
アロエが抗炎症作用や子供のおむつ皮膚炎に対する効果について有用である可能性が認められ、おむつ皮膚炎治療の安全で効果的な治療として役立つことを示唆している。8,15
アロエに含まれているアルボランAとBに血糖降下作用があるとされ、アロエベラゲルに非インスリン依存型の糖尿病を抑える効果が期待された。23
水虫菌(Trichophyton mentagraphytes) に対し抑制効果を示した。23
日常生活に支障をきたす重度の疲労感が長期間続く状態である慢性疲労症候群に対して、そのリスクを低減させるL-アルギニンの補給効果があるとする研究結果が存在する。18
アロエ成分の服用でアルコール代謝が亢進し、二日酔いの成分となるアセトアルデヒドの分解が促進されたことを示唆している。また、肝線維症患者の線維症と炎症の緩和に役立つ可能性がある。アロエベラゲルは肝細胞において、解毒作用や抗酸化作用を促進していると推定された。5,23
アロエに含まれている、アロエウルシンとアロエマンナンに抗腫瘍効果があるとする研究結果が存在する。23
アロエベラゲルに含まれる成分である、バルバロイン、アロエメオジン、エモジンおよび発酵酪酸塩には、自己免疫疾患の免疫覚醒効果が期待されるとする研究が発表されている。19
腸内細菌により発酵した酪酸は、高齢者の疾患の予防や老化予防に一定の効果があるとの研究結果がある。22

 

【アロエに含まれている主な栄養成分】

 

アロエは約200種類もの有効成分が含まれています。主だった成分とその働きを解説します。

 

アロイン(aloin)

主にアロエの固い表皮部分に多く含まれる苦味成分。日本においては「薬品」と指定され、一般食用のアロエベラ果肉の加工食品には、この成分は含有されていません。大腸に入ると腸を刺激し、腸のせん動運動を活発にし腸管からの水分の分泌を増やす。このことから、便秘の解消効果が期待されます。胃の活動を活発にし、健胃作用があるとされる。過度に摂取するとお腹がゆるくなることがある。硬くなった毛細血管に弾力を取り戻し、血圧を下げる効果がある。殺菌作用も期待できるとされています。過剰摂取により子宮が圧迫されるので、妊婦は摂取に注意が必要。

 

アルボランA・B(Arboran)

アルボランはアロエに含まれている多糖類で、アロエに含まれる有効成分の一種。インスリンの分泌を促進して血糖値を下げる作用があるとされる。効果は比較的穏やかだが、持続性は高い。糖尿病の治療に用いられているインスリンよりも長期間、持続性が継続するとされる。アルボランにはアルボランAとアルボランBという二種類があり、それぞれ血糖値を引き下げる働きがある。また、新陳代謝を高め、脂肪を燃やす効果がある。

 

アロエウルシン    (Aloe ursin)

アロエウルシンには細胞組織の賦活化作用、組織の再形成促進作用、抗潰瘍作用があるとされる。細胞の再形成を促進する事から外用により火傷の治療作用もあるとされる。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の粘膜などに作用し、潰瘍の治りを早める抗腫瘍性、抗炎症、抗潰瘍、殺菌作用がある。また、胃液の分泌を促進する。なお、アロエウルシンはキダチアロエには含有されているが、アロエベラには含まれていない。

 

アロエエモジン   (Aloe-emodin)

アロエエモジンはアロエの皮部分やその内側にあるゼリー状部分に多く含まれる。アロインが体内に入り酸化するとアロエエモジンへ変化する。アロエエモジンは、日本において「薬品」と指定されており、加工食品には、これらの成分は含有されていない。アロエの苦味成分で、解毒作用や、二日酔いに効果があるとされている。胃の活動を活発にすることで胃液の分泌を即し、胃もたれや消化不良を防ぐ。また、腸の活性化作用があるとされ、慢性の便秘に効果があるほか、解毒作用や二日酔いにも効果があると言われている。子宮収縮作用もあるため、妊娠中の摂取には注意が必要。

 

アロエシン(Aloesin)

アロエシンは、アロエベラおよびキダチアロエの両方に含有されている成分で、シミやそばかすの原因となるチロナーゼ酵素の作用を阻害する事から美白効果があるとされる。また、殺菌効果や抗菌作用もあるとされる。

 

アロエソンエモジン(Aloeson emodin)

健胃作用・緩下作用

 

アロエチン(Aloetin)

アロエチンはアロエに含まれる有効成分の一つ。苦みはほとんどない。高い殺菌力と解毒作用、抗カビ作用、抗炎症作用があるとされている。外用により化膿や吹き出物といった皮膚症状の治療、内服により腸内環境の正常化や、風邪、肝臓病などに対しても効果があるとされる。その他、メラニン色素の沈着を防ぐ効果もあり、シミやそばかすの予防による美白効果も期待されている。アロエベラおよびキダチアロエの両方に含有されている。

 

アロエニン(Aloenin)

アロエニンは、主にキダチアロエのみに含まれるアロエの有効成分で、胃酸の働きを正常化する作用があるとされる。胃酸過多の際は胃酸の分泌を抑え、胃酸不足のときは胃酸の分泌を促進する作用がある。

 

アロエボラン(Aloe Boran)

血糖値を下げる働きがある。新陳代謝を促進し余分な脂肪を燃やすことで肥満の改善・予防に力を発揮します。

 

アロエマンナン    (Aloe mannan)

アロエマンナンは、アロエに含有されている多糖類の一つで、皮膚の老化防止作用、血行を促進する作用や抗腫瘍作用などがあるとされる。アロエの果肉部分に含まれておりネバネバとした果汁の原因物質である。

 

アロクチンA・B (Aloctin A・B)

抗腫瘍効果、抗炎症効果、胃病変の抑制、抗ガン作用があるとされる。

 

アロミチン(Aromitine)

アロミチンは、ウイルスの活動を抑えるという抗ウイルス作用や抗腫瘍作用があるとされる成分。また、免疫を増強させる効果があると言われており、粘膜を弾力化し老廃物を排泄する 。抗腫瘍性、抗潰瘍作用、抗がん・抗ウイルス作用もあるとされている。アロミチンは、ダチアロエ、アロエベラの双方に含まれている。

 

アントラキノン    (Anthraquinone)

天然のアントラキノン誘導体は下剤として働くものが多いとされている。

 

サポニン(saponin)

サポニンは、アロエに含まれているえぐ味の原因となる成分で、血中コレステロールや中性脂肪を減少させる作用や、動脈硬化の予防にも効果があるとされる。また、脂質の合成、吸収の阻害作用があることからダイエット効果も期待される。血糖値の上昇を抑え血液の流れを良くする。心筋梗塞、脳梗塞の予防にも役立つ。また、利尿作用を促進し、むくみを防止する。中長期の服用は腸管の組織を活性化させることにから肥満体質の改善に効果的とされている。また、アレルギー体質の改善作用や去痰作用もあるとして現在研究が進められている。

 

サルチル酸(Salicylic acid)

サリチル酸は、植物ホルモンの一種。消炎鎮痛作用、皮膚の角質軟化作用、消炎鎮痛作用がある。

 

タンニン酸(Tannic acid)

タンニン酸は、ポリフェノールの一種で強い渋みが特徴。肌への塗布により、毛穴を引き締める効果があり、化粧品などに配合されている。腸粘膜表面のタンパク質と結合して不溶性の被膜を形成する。粘膜の保護作用、炎症抑制作用を示す。また、抗酸化力を持つことから、動脈硬化を防ぎ、生活習慣病予防にも効果を示す。

 

バルバロイン(Barbaloin)

アロインを構成する成分のうち、もっとも含量が高いのがバルバロインである。苦味の成分。少量では健胃作用、大量では大腸を刺激して瀉下作用を起こす。健胃薬、瀉下・緩下薬として用いられる。

 

ビタミン類(Vitamins)

ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、葉酸

 

ミネラル(mineral)

アロエに含まれるミネラルで代表的なものとしてカルシウム、カリウム、鉄分、亜鉛、銅、マグネシウムなどが挙げられる。ミネラルが不足すると体内では様々な欠乏症が現れる。メラニン形成阻害作用(美肌効果)シミ・そばかすの緩和(美白効果)が期待される。

 

アミノ酸・有機酸(amino acid)

アミノ酸は、体内において様々なタンパク質や神経伝達物質を生成する上で必要不可欠な存在である。体内で合成できないアミノ酸を必須アミノ酸と呼ぶ。アロエに含まれる主なアミノ酸にはバリン、ロイシン、イソロイジン、トリプトファン、リジン、アラニン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、アルギニン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、シスチン、グリセリン、メチオキン、セリンなどがある。

 

ムコ多糖類(Mucopolysaccharide)

ムコ多糖類は、アロエベラの葉の中に含まれている成分で、細胞と細胞を結合するゲル状の物質です。ムコ多糖類は保水性に優れ、人の体内の関節や皮膚など、いたるところに存在している。肌の健康や関節痛の緩和などの作用がある。また、コレステロール値を低下させる作用も期待できる。ムコ多糖類は、火傷や日焼けなどで傷ついた皮膚の炎症を抑えるとともに、皮膚の組織を修復する。また、免疫を向上させる効果もあるとされる。ムコ多糖類の作用として、アロエベラなどを塗ると、しっとりして肌に潤いを与える効果がある。また、血液をサラサラにするといった効果も期待されている。アロエに含まれる主なムコ多糖類には、グルコース、フルクトース、アラビノース、キシロース、マンノース、ガラクトース、セルロース、ウロン酸、尿酸、ラムノース、グリコーゲン、アルドネントースがある。

 

酵素類

酵素は、体内に摂取した食べ物を消化・吸収・代謝する際に手助けをしてくれる重要な栄養素です。

アロエに含まれている主な酵素

アミラーゼ、アリナーゼ、アルドナターゼ、アンチトリプシン中和物質、オキシターゼ、オクシトーゼ、カタラーゼ、セルラーゼ、セルロース、トリプシン様プロテアーゼ、マノーゼ、ラモノーゼ、リパーゼ

  アロエサプリのおすすめ人気ランキング5選 を見る

 

 

【アロエを利用する際の注意点】

最近では、アロエベラの生葉が小売店の店頭や、通信販売などでも流通しています。

健康によいというアロエですが、適切な摂取量や使用する際の注意点も確認しより安全に活用し健康に役立てましょう。

 

◎摂取量の目安

アロエの摂取目安量は、アロエベラの場合であれば、一日60g、キダチアロエが15gほどとされています。しかし、アロエを普段から食べ慣れておらず、初めてアロエを食生活に取り入れようという方は、10〜20gほどの少量から始めるのがよいでしょう。アロエは食べ過ぎてしまうと、お腹がゆるくなることがあるので、あくまで適度な量にとどめましょう。

 

アロエを妊娠中の人が食べる場合、アロエに含まれるアロインという成分が、影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。

アロインには子宮を収縮させる作用があります。そのため妊婦はアロエの過剰摂取に気を配る必要があり、食べる量を控えめにするのがおすすめです。また、一般の方に関しても、食べ過ぎには注意が必要で、適量の摂取を心がけてください。

 

アロエにはたくさんの非常に優れた作用があります。しかし、アロエはあくまで健康を補助してくれるものという考えで使うのがよいと思います。

健康に不安がある際には、まずはお医者様に診てもらうようにしましょう。

 

また、今は、アロエの優れた成分を利用した、とても素晴らしいサプリメントや健康食品も、数多く販売されています。

それらを有効に活用して効率的にアロエの効果を毎日の生活に取り入れることも、お勧めいたします。

是非、あなたの毎日の生活習慣に、アロエを取り入れてみませんか?

 

  アロエサプリのおすすめ人気ランキング5選 を見る

 

【参考文献】

(1) A Pilot Study of the Effect of Aloe Barbadensis Mill. Extract (AVH200®) in Patients With Irritable Bowel Syndrome: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Study https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26405698/  (2) Aloe Vera in the Treatment for Oral Submucous Fibrosis – A Preliminary Study https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22650317/  (3) A Comparative Study of the Effects of Topical Application of Aloe Vera, Thyroid Hormone and Silver Sulfadiazine on Skin Wounds in Wistar Rats  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22474470/  (4)Inhibitory Activity of Aloe Vera Gel on Some Clinically Isolated Cariogenic and Periodontopathic Bacteria  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22466882/  (5) Antifibrotic Effect of Aloe Vera in Viral Infection-Induced Hepatic Periportal Fibrosis  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22563189/  (6) Final Report on the Safety Assessment of AloeAndongensis Extract, Aloe Andongensis Leaf Juice,aloe Arborescens Leaf Extract, Aloe Arborescens Leaf Juice, Aloe Arborescens Leaf Protoplasts, Aloe Barbadensis Flower Extract, Aloe Barbadensis Leaf, Aloe Barbadensis Leaf Extract, Aloe Barbadensis Leaf Juice,aloe Barbadensis Leaf Polysaccharides, Aloe Barbadensis Leaf Water, Aloe Ferox Leaf Extract, Aloe Ferox Leaf Juice, and Aloe Ferox Leaf Juice Extract  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17613130/  (7) Melanogenesis and Antityrosinase Activity of Selected South African Plants  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22611429/  (8) A Randomized Comparative Trial on the Therapeutic Efficacy of Topical Aloe Vera and Calendula Officinalis on Diaper Dermatitis in Children  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22606064/  (9) Preliminary Evaluation: The Effects of Aloe Ferox Miller and Aloe Arborescens Miller on Wound Healin https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18773950/  (10) Effects of Aloe Extracts, Aloctin A, on Gastric Secretion and on Experimental Gastric Lesions in Rats  https://ci.nii.ac.jp/naid/110003649897  (11)A Pilot Study of the Effect of Aloe Barbadensis Mill. Extract (AVH200®) in Patients With Irritable Bowel Syndrome: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Study  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26405698/  (12)Effect of the Combination of Aloe Vera, Nitroglycerin, and L-NAME on Wound Healing in the Rat Excisional Mode  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9395704/  (13)Investigation of the Anti-Inflammatory Potential of Aloe Vera Gel (97.5%) in the Ultraviolet Erythema Test  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18253066/  (14)The Efficacy of Aloe Vera Used for Burn Wound Healing: A Systematic Review  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17499928/  (15)A Randomized Comparative Trial on the Therapeutic Efficacy of Topical Aloe Vera and Calendula Officinalis on Diaper Dermatitis in Children  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22606064/  (16)Randomized, double‐blind, placebo‐controlled trial of oral aloe vera gel for active ulcerative colitis  https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1365-2036.2004.01902.x  (17)Effect of a dentifrice containing aloe vera on plaque and gingivitis control. A double-blind clinical study in humans  https://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S1678-77572008000400012&lng=en&tlng=en  (18)[慢性疲労症候群に対するL-アルギニンによるアロエベラジュースの推定予防 (Vol 5, No 2 1950-1956 ed.). 消化器肝臓学会誌. (2016)]  (19)Prophylactic aloe components on autoimmune diseases: barbaloin, aloe-emodin, emodin, and fermented butyratehttp://www.ghrnet.org/index.php/joghr/article/view/2283(20)Dietary Aloe Vera Supplementation Improves Facial Wrinkles and Elasticity and It Increases the Type I Procollagen Gene Expression in Human Skin in vivo.
http://www.fih.jp/thesis/A00600.html  (21)「美肌効果の解明が進むアロエベラ液汁 新たに加水分解ヒアルロン酸の皮膚浸透を高める効果を発見」  https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2017/170316_02/index.html(22)Possible Prophylaxes of Aloe Vera Gel Ingestion to Butyrate Metabolism http://www.ghrnet.org/index.php/joghr/article/view/1892  (23)Bioactive ingredients of Aloe : a review update,2020  https://japan-aloe.org/wp-content/uploads/aloe-ingredient_2002.pdf

 

 

「六大栄養素」を理解しよう!

 

「六大栄養素」

自分自身の最高の健康状態に到達するためには、身体にとって必要な栄養素や、その働きについて理解することが重要です。

今回は、健康維持増進のために摂取すべき「六大栄養素」と、その役割をご紹介します。

この記事を読むと、

「自分には、どんな栄養素が不足しているのかなぁ?」

「どのようにして、バランスよく栄養素を補給したらいいんだろう。」

 

といった不安や疑問点の解決に役立つはずです。

 

              「六大栄養素」とは

1.炭水化物 (糖質)

2.たんぱく質

3.脂質

4.ビタミン

5.ミネラル

6.食物纖維

 

「人はその人が食べるものからつくられる」といわれています。

人にとって、ものを食べるという行為は最も重要であり、

生命そして健康を維持するうえで必要不可欠です。


人の身体に必要な栄養素は、全部で40種類ほどあるとされています。それらは化学的な性質によって、

糖質(炭水化物)、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、6つに分類することができます。

これらの6つの栄養素は「六大栄養素」と言われています。

最近まで食物繊維は、人の体内では消化されないか、あるいは消化されにくいことから、人体にとって必要のない成分と考えられてきました。

しかし、現在では生活習慣病の予防に有効であることが分かり、

「第六の栄養素」として位置づけられています。まずは、

この「六大栄養素」をバランスよく摂取していくことが重要です。

 

「六大栄養素」の3つの役割

 

これらの「六大栄養素」は体内で次の4つの役割を果たしています。

 ①エネルギー源になる
 ②体を構成する組織をつくる
 ③身体機能を整える
 ④有害物質を排出する

 

まずは、これら4つの役割を持った「六大栄養素」をバランスよく摂取することが重要です。

それでは、「六大栄養素」を1つずつ解説していきます。

 

 

炭水化物 (糖質)

体を動かすエネルギー源となり、消費されない分は脂肪に変換されて皮下や内臓に蓄えられます。

摂り過ぎると肥満につながります。ご飯類やパスタ、パン、うどん、砂糖、果実などの主成分です。


脂質

エネルギー源として使われる場合は糖質より効率がよく、体内でホルモンや細胞膜の材料にもなるなどの重要な働きがあるため、

健康を維持するために必要な栄養素です。コレステロールの運搬・代謝などにも重要な働きをします。

ただし、油断して脂質をとり過ぎてしまうと、体脂肪が増えてしまいますが、「良質な脂質」を適量とれば、ダイエットの味方にもなってくれます。
肉の脂身、バター、ラード、各種食物油脂などに多く含まれています。

 

たんぱく質

筋肉や、皮膚、血液などの主成分で、それらの細胞は、日々新陳代謝を繰り返していることから、常に補給していく必要があります。優先的にエネルギー源となる糖質や脂質が不足してくると、たんぱく質がエネルギー源として消費されてしまいます。牛・豚・鶏などの肉類、魚類、卵・牛乳、大豆などに多く含まれています。

 

ビタミン

ビタミンは他の栄養素が効率よく働くために、潤滑油の役割をしています。

ビタミンとは、体の成長を促進するために不可欠な微量有機化合物の総称です。

糖質、脂質、たんぱく質などの三大栄養素がエネルギーとして利用されるのに対し、

ビタミンは体内の代謝反応に利用され、生理機能を円滑にする役割を担っています。

ビタミンDのように紫外線を浴びることにより皮膚で合成されるものもありますが、

ほとんどのビタミンは体内で作り出すことができません。なので、食品から摂取する必要があります。

ビタミンが不足すると、疾病や成長障害が起こる、ビタミン欠乏症になることもあります。

ただし、水溶性のビタミンは必要量以外、体外に排泄されますが、

脂溶性のビタミンは摂り過ぎると体の中に蓄積され過剰症を起こすこともあるので、摂取量には注意が必要です。

 

ミネラル

ミネラルは、体を構成する物質のうち、水、たんぱく質、糖質、脂質の構成元素である酸素、炭素、水素、窒素を除いた元素の総称で、

金属や岩石などの物質のことです。体重の約5%を占めています。体内のミネラルは微量ですが、

体の機能を維持、調整するために、とても重要な役割を果たしています。体内では合成できないので

食物などから摂取する必要があります。

ミネラルの中でも日本人にとって重要なものはカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、ナトリウムなどです。

必要な摂取量を把握したうえで補給したいミネラルです。

 

食物繊維

食物繊維は、永らく体に必要なものだと思われていませんでした。今では「第六の栄養素」として重要視されています。

食物繊維は海藻類、穀類、豆類、野菜類に多く含まれ、人の体内で消化されないか、あるいは消化されにくい食物の成分のことをいいます。
食物繊維は、腸の働きを整える他、糖分の消化吸収をコントロールし、

血糖値の急な上昇を抑える働きもあります。

また、食物繊維を豊富に含んだ食品は、水分を取り込み胃の中で膨らむために、満腹感が得やすくなります。食べ過ぎを防止し、肥満や便秘を防ぐ効果が期待できます。

脂肪分の多い肉類などの摂取が多い傾向の人にとって、野菜や果物など植物性の食品に多く含まれている食物繊維は、身体に不可欠な栄養素です。

 

まとめ

「六大栄養素」とは、糖質(炭水化物)、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物纖維であることが解りました。

六大栄養素にはそれぞれ大切な役割があり、互いに関係、協力しあうことによって、体の活動が円滑に行われています。

六大栄養素を意識しながらメニューの組み合わせ方を工夫すると、バランスの良い食生活ができそうですね。

普段の食事作りにも、ぜひ意識してみてはいかがでしょうか。

また、サプリメントを利用して、必要な栄養素を効率的に補給することも効果的です。

 

生活習慣が気になる方

今、注目の成分「酵素」を徹底解説!

 

 

「ダイエットを成功させたい!」

「最近、体重が増えはじめた!」

「体に残る疲れ。なんとかならないかなぁ。」

 

このように、感じ始めた方は、「酵素」に注目してみてはいかがでしょうか。

 

最近は、「酵素ドリンク」や「酵素入り食品」など、酵素を利用した商品も多く見かけます。

 

酵素は体の中でとても重要な、数多くの役割を担っています。

 

この記事では、酵素の重要性やその働き、そして、酵素の働きを活かすことで、どの様な効果が期待できるのかを解説いたします。

 

【9大栄養素の一つ「酵素」】

栄養学ではタンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、水を7大栄養素と呼んでいますが8番目にファィトケミカル(植物に存在する化学物質)、そして、9番目の栄養素が「酵素」と言われるほど、酵素は身体にとって重要な成分なのです。

 

【酵素の役割】

ヒトが摂取した栄養素は、体内で消化、吸収され、最終的には、代謝されて体温を上げたり運動するためのエネルギーになります。或いは、分解された栄養素が、再度、組み立てられて身体の構成要素となっていきます。その際、体の中では非常に多くの化学反応が起きています。その一連の化学反応の速度を身体が必要とするスピードまで上げたり、バランスをとったりするために重要な役割を果たしているのが「酵素」なのです。その他にも、体内の有害物質を処理し排泄する反応や、体の成長、免疫反応、体の調節機能など、多くの反応に酵素が関わっています。

 

【酵素の正体】

酵素を一種類の栄養素と考えている人も多いようですが、酵素の正体は20種のアミノ酸の組み合わせで構成されたタンパク質です。酵素はすべての動物や植物の中に存在しています。動植物のDNAの中には、膨大な数の酵素の設計図が組み込まれていて、生命活動を維持するために、体内で適切な酵素を作り出し、化学反応を円滑に進めることで生命機能を維持しています。

身体の中で起きている多くの化学反応には、特定の決まった酵素が必要になります。そのため、ヒトの体内には、約5,000種類もの酵素が存在すると言われています。

大きく分類すると、食べ物を消化、吸収するときに働く「消化酵素」と、吸収した栄養素をエネルギーに変換する「代謝酵素」の二つの種類に分けられます。

ダイエット時にオススメしたい!酵素サプリメント3選 徹底解説!

 

 

【酵素の性質】

基本的に化学反応は、環境温度が高いほど活発になります。 このことは、酵素が触媒として働く化学反応にも当てはまり、温度が高くなれば酵素の活性も高くなります。しかし、酵素自体は、タンパク質であることから、ある程度以上温度が上がると、酵素の性質に変化が起こり、急速にその活性機能が失われてしまいます。一度失われた酵素の機能は再びもとに戻ることはありません。

また、酵素の働きは、周囲の環境が酸性化かアルカリ性かということにも影響を受けます。強い酸やアルカリに触れると、タンパク質である酵素が変性し、体内での化学反応を進める機能が減少してしまいます。大半の酵素は、中性付近で最も活性が高くなりますが、稀に酸性、あるいはアルカリ性の環境で活躍する酵素も存在します。

 

【酵素の体内での働き】

酵素を食品として口から摂取した場合、酵素がそのままの状態で腸から吸収され、体内の細胞内にまで行き渡ることはありません。

口から入った食べ物は、胃、腸などの消化器官で、分解された後に、身体に吸収されます。食物内の酵素も消化器官でアミノ酸にほぼ完全に分解されてしまうので、そのままの形で生体に入って作用するということはないのです。

 

たとえば、酵素を含んだ軟膏などは、皮膚に塗ることで、角質を分解してすべすべにしたり、粘膜の炎症を鎮めたりする効果があり、実際に化粧品や薬剤に利用されています。

アメリカなどでは、微生物が作り出した消化酵素をパウダー状にし、食事の際に一緒に飲むことで、消化器官の負担を軽減することを目的にしたサプリメントなども販売されています。

しかし、それらの酵素の働きはあくまでも体外である皮膚や、胃腸などの粘膜の外側までであり、体の内部まで浸透して、酵素が作用している訳ではありません。

 

【酵素とサプリメント】

最近では、酵素を活用した、数多くのサプリメントや健康食品が販売されています。

食品として口から摂取された酵素が、そのままの形で体内の細胞に届き、直接作用することがないのであれば、酵素や酵素を含有した食品を摂取することに意味はないのでしょうか。

実は、多くの酵素食品に含まれているのは、酵素だけではありません。酵素によって作り出された有効成分が、豊富に含まれていることが重要なのです。そのことを理解するためには、「発酵」を理解する必要があります。

 

ダイエット時にオススメしたい!酵素サプリメント3選 徹底解説!

 

【発酵とは】

発酵とは、微生物が持っている酵素が食品成分に関わって起こる物質変化で、その時に人間にとって有用な成分が生産されます。

例えば、納豆菌が持っている酵素は、大豆に含まれるタンパク質や糖などを分解(発酵)し、栄養豊富な納豆を作り出します。

また、乳酸菌は、糖を発酵して有機酸やアミノ酸、抗菌物質、芳香成分などの有益な発酵生成物を生産します。乳酸菌はヨーグルトやチーズをつくる際に使用されています。また、日本の漬物や味噌などを製造する際にも、乳酸菌の発酵が利用されています。

 

微生物が持っている酵素が、発酵を引き起こすことにより食材の分解と合成を行って人にとって有益な成分を作り出しているのです。
この発酵によって作り出される代謝物質の中には、多種のアミノ酸、ビタミン、ミネラル類、ポリフェノール類など、身体にとって非常に有益な成分が豊富に含まれています。

酵素サプリメントを選ぶ際には、酵素によって作られた、これらの有効成分が、豊富に含まれていることが重要なポイントになります。

酵素の働きによってつくられた、アミノ酸などの有効成分が豊富に含まれた酵素サプリメントや、発酵食品を摂取することは、美容や健康維持にとても効果的です。

ダイエット中に無理な食事制限をしてしまうと、身体に必要な栄養素まで不足してしまいます。そうなると免疫力が落ちてしまうばかりか、身体に備わった基礎代謝まで落ちてしまい、余分な脂肪をため込むことになってしまいます。特にダイエット中には、酵素によって作り出されたアミノ酸やミネラルなどの代謝成分が豊富に含まれた酵素サプリメントを利用することが重要です。身体への負担を減らすと同時に、基礎代謝を上げることもできるので一石二鳥です。

 

【体内の酵素を活性化する方法】

身体の中で起こっている消化、代謝、免疫など、さまざまな生体反応に酵素が重要な役割を果たしていることを理解して頂けたでしょうか。
では、体内にある酵素の働きを活性化させるには、どの様にすると、良いのでしょうか。

それには、以下の三つが効果的とされています。

 

 ①身体を温める。

 ②タンパク質やミネラルを補給する。

 ③腸内環境を整える。

 

①体温が1度下がると、体内酵素の働きは半分以下になってしまうといわれています。そして、基礎代謝や、免疫力、ホルモンの働きが悪くなり、体調不良を引き起こす原因になってしまうのです。また、酵素の働きが悪くなると、身体の中に代謝する際に出される老廃物がたまっていき、血液の循環も悪くなり、さらに体温が下がってしまうのです。
体を温めるには、有酸素運動がおすすめです。また、筋肉量を維持する程度の適度な負荷のある運動も大切です。筋肉の基礎代謝は脂肪の3倍以上もあるので、筋量を維持することは体重を減らすことにも役立つからです。

 

②酵素はタンパク質なので、約20種類あるアミノ酸から作られています。そのため、全てのアミノ酸をバランス良く摂取することが必要になります。また、酵素が効率よく働くためには補酵素と呼ばれるビタミンやミネラルも必要になります。

 

③腸内細菌は、消化酵素が分解しきれなかった食べ物を分解したり、腸内でアミノ酸やビタミンを作る働きをします。腸内細菌を活発にすることが、 腸内の酵素を増やし活性化することになります。そのためには、「発酵食品」を食生活に積極的に取り入れることが重要です。「発酵食品」は栄養バランスも非常に優れているので、体の中で酵素を作る材料としても効果的です。また、食生活の改善が難しかったり、食生活が乱れがちの際には、発酵生産物を豊富に含んだ酵素サプリメントを利用して手早く栄養補給することも効果的です。

 

ダイエット時にオススメしたい!酵素サプリメント3選 徹底解説!

 

 

 

身体における「脂質」の特性と役割

 

「脂質」の特性と役割

 

「脂質」と聞くと、肉の脂身やラードのようなコッテリとした脂分を想像してしまい、
「カロリーが高いので、あまり摂取しない方がよい」など、あまり良くないイメージを持っている方が多いかもしれません。

 

しかし!
「脂質」は6大栄養素のひとつで、身体活動のエネルギー源としての役割をはじめ、その他にも非常に重要な働きがあるんです。

 

この記事では、「脂質」の重要な役割や「一日にどのくらいの量を摂取すればいいの?」といった疑問にお答えしていきます。

 

脂質の役割

脂質には次の3つの役割があります。

 

①分泌物質の体内合成

コレステロールは、生体で作られる重要な物質で主に脂質が原料となります。一定量までは「炭水化物」などから作られますが、それで全てを補うことはできません。なので、成長期などに極端な脂質の摂取制限をすると、身体の成長に影響が出てしまったり、肌や皮膚の異常、神経伝達機能に障害が生じる可能性もあります。

 

②脂溶性ビタミンの運搬、吸収

ビタミンA、D、E、Kは脂溶性ビタミンと呼ばれ、水ではなく油に溶けやすいビタミン類です。それらのビタミンを効率よく摂取するには、脂質を含む食品と合わせて摂ることでが効果的です。逆に言えば、一定量の脂質の摂取がなければ、これら脂溶性ビタミン類をいくら摂ってもビタミン欠乏を引き起こす可能性があると言えます。

 

③食事に満足感と楽しみを与える

やはり、脂分を豊富に含んだ食物はおいしく感じるものです。脂ののった肉や魚、そして揚げ物。食べたときの満腹感は捨てがたい幸福ですね!さらに、脂っこい物は消化が遅いので腹持ちが良く、他の食品に比べ満腹感が持続します。

 

脂質の性質

  • 脂質は体内で、エネルギー源として必須の栄養素です。脂質が産生するエネルギーは糖質やたんぱく質の約2倍カロリーに当たる9kcal/グラムで、熱量が高く長時間の活動に適したエネルギー源といえます。

 

  • 脂質は皮下や腹腔に蓄えられ、体温を維持する機能があります。また、外部からの衝撃から体を守る役割も担います。体内で利用されない分は脂肪細胞内に蓄えられるために、過剰に摂取すると肥満の原因にもなるので、適量の摂取を心がけましょう。

 

 

脂質の種類

 

脂質の大部分を占める成分である脂肪酸は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)からできて、炭素結合のしかたで大きく2種類に分類されます。分子構造と聞くと、何か難しそうですが、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類に分類され、体内でもそれぞれ違った働きをします。

 

 【脂肪酸の種類】

 ①飽和脂肪酸

 ②不飽和脂肪酸

 

①飽和脂肪酸とは

飽和脂肪酸は、肉の脂身や乳製品、バター、ラードなどの動物性脂肪に多く含まれています。分子的には、鎖状につながった炭素結合に二重結合がない脂肪酸をいいます。融点が高く、一般的に固形で常温でも固まっているものが多い。体内では、中性脂肪やコレステロールなど血液中の脂質濃度を上昇させる作用があり、血液中に増えすぎると動脈硬化や高脂血症の要因になります。

 

②不飽和脂肪酸とは

不飽和脂肪酸は、飽和脂肪酸より融点が低くいので、常温では液状で、植物油に多く含まれています。不飽和脂肪酸の分子内には、炭素同士が二重結合している部分があり、二重結合が1カ所のものを一価不飽和脂肪酸、2カ所以上のものを多価不飽和脂肪酸といいます。

 

一価不飽和脂肪酸

代表的なものには、オリーブ油などに含まれるオレイン酸があります。オリーブの代表的な産地である地中海沿岸において心疾患による死亡率が低いのは、食生活にオリーブ油を多用しているから、といわれています。一価不飽和脂肪酸は他の脂肪酸に比べて酸化しにくいので、有害な過酸化脂質をつくりにくいという特長があります。

 

【代表的な一価不飽和脂肪酸】=「オレイン酸」

オレイン酸は、オリーブ油などの植物油に多く含まれています。血中の悪玉コレステロールを減らして、胃酸の分泌を調整したり、腸の運動力を高めたりする働きがあります。植物油のほか脂やラードにも含まれ、これらの動物脂には飽和脂肪酸も含まれることから摂り過ぎには注意が必要です。

 

 

多価不飽和脂酸

多価不飽和脂酸は、体内では合成されないか、あるいは合成されにくい脂肪酸です。細胞膜やホルモンの原料となります。体にとっては不可欠な脂肪酸であることから、必須脂肪酸ともいわれています。

多価脂肪酸の分子を構成する炭素原子のうち、末端から6番目が最初の二重結合をしているものをn-6系脂肪酸、また、3番目に二重結合があるものをn-3系脂肪酸と呼びます。

 

代表的なn-6系脂肪酸

【リノール酸】

サフラワー油などに含まれています。血中の悪玉コレステロール値を下げると同時に、血圧を下げる効果もあります。ただし、酸化されやすいため、保存や料理に使う際は、ひと工夫すると良いでしょう。

 

【アラキドン酸】

肉、卵、魚などに多く含まれます。体内において、免疫系の機能や血圧を調整する機能があります。ただし、これらの脂肪酸は摂り過ぎてしまうと、善玉コレステロールの減少を起こすことによって、動脈硬化やアレルギーを引き起こす原因にもなるので、最適な摂取量を心がけてください。

 

 

代表的なn-3系脂肪酸

 

【αーリノレン酸】

ごま油やクルミ、シソ、エゴマなどに多く含まれ、体内でDHAやEPAに変換されてアレルギーなどを予防する効果があります。また、血液の流れをよくしたり、高血圧を予防する働きもあります。

 

【EPA(エイコサペンタエン酸)】

魚の脂肪に多く含まれています。血液の状態を健康に保ち、血栓ができにくくしたり、高脂血症を予防することから、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞を予防するという働きが期待されています。

 

【DHA(ドコサヘキサエン酸)】

DHAは、EPA同様、魚の脂肪に多く含まれています。DHAは、脳や網膜などの神経系に豊富に含まれている栄養素であることから、DHAを摂取すると「頭の働きがよくなるのでは?」といった期待から、一躍有名になりました。

 

コレステロール

体内に存在する脂質の一種で、人間の血液中だけでなく、脳、内臓、筋肉など全身に広く分布しており、細胞膜、性ホルモンや副腎皮質ホルモン、脂肪の消化吸収を助ける胆汁の材料になります。また紫外線を浴びることによって、体内でビタミンDを作り出す前駆体となる重要な物質です。
コレステロールはレバー、卵、魚卵、ウナギ、イカなどに多く含まれています。肝臓や小腸などで作られたコレステロールは、血流に乗って全身に運ばれます。コレステロールは、不溶性脂質なので、タンパク質と結合し、水に溶けやすい状態に形を変える必要があります。この時にコレステロールを全身に運ぶ役割を担うたんぱく質をLDLといい、一方で、体内で余ったコレステロールを回収して肝臓に運び、胆汁やホルモンとして再生させるタンパク質をHDLといいます。LDLが多くなると、動脈硬化などを招く原因になるので「悪玉コレステロール」、一方でHDLは血管内をきれいにするので「善玉コレステロール」と呼ばれています。コレステロール値を問題にするときは、LDLとHDLを区別して考える必要があります。

 

脂質の正しい摂取方法

一口に「脂質」といっても、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸、更に不飽和脂肪酸には、n-9系の一価不飽和脂肪酸、n-6系の多価不飽和脂肪酸、n-3系の多価不飽和脂肪酸があることが解りました。どの脂肪酸も何らかの形で健康に役立っています。大切なのは特定の脂肪酸に極端に偏ることなくバランスよく摂取することです。
では、どの様な目安で摂取すればいいのでしょうか。「食事摂取基準(※1)」によると、脂質の摂取量に関して、総脂質量、飽和脂肪酸量、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸の摂取量が、それぞれ定められています。

 

脂質の食事摂取基準(目標量)

成人男女総エネルギーの20~30%未満が目標です。

 

n-6系脂肪酸の食事摂取基準(目安量)

成人男性8~11g/日

成人女性7~8g/日

 

n-3系脂肪酸の食事摂取基準 (目安量)

成人男性2.0~2.4g/日

成人女性1.6~2.0g/日

 

食品でとる場合の目安

ハンバーガー(1 個) 約20g

カレーライス(1 人前) 約26g

クロワッサン(1 個) 約10g

とんかつ(ロース90g) 約36g

鶏モモ肉 照り焼き(80g) 約15g

さんま塩焼き(1 尾) 約19g

マグロ(とろ50g) 約12g

鯛の刺身(80g) 約9g

ポテトサラダ(1 人前) 約15g

ショートケーキ(1 個) 約15g

ポテトチップス(1 袋) 約30g

マヨネーズ(大さじ1) 約9g

ドレッシング(大さじ1) 約6 g

マーガリン(大さじ1) 約11g

おにぎり(1 個) 約1g

ちらしずし(ごはん200g) 約5g

食パン(1 枚) 約3g

冷やっこ(100g) 約3g

納豆(1 パック50g) 約5g

あじ塩焼き(1尾) 約1g

マグロ(赤身50g) 約2g

たこ刺身(80g) 1g 以下

ほうれん草ゴマ和え(1 人前) 約3g

たい焼き(1 個) 約1.5g

おかき(30g) 1g 以下

トマトケチャップ(大さじ1) 0.1g 以下

ノンオイルドレッシング(大さじ1) 0.5g 以下

いちごジャム(大さじ1) 0.1g 以下

 

(※1)食事摂取基準とは

食事摂取基準とは、国民の健康の維持・増進を図るために、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的として、厚生労働省が策定している食事で摂取するべきエネルギーや栄養素の量の基準のことです。2009年からは消費者庁に管理が移管されています。5年ごとに策定され、現在では、2020年版が最新のものになっています。たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの栄養素について、過不足なく摂取できるとされる平均的な量や、それ以上摂ると生活習慣病につながる恐れがある量(耐用上限量)が設定されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

アミノ酸とタンパク質


アミノ酸とタンパク質

 

身体の主要な構成成分であるタンパク質は、数種類のアミノ酸が結合することによって作られています。

人間の身体に約10万種類存在するといわれているタンパク質は、なんと、たった20種類のアミノ酸の組み合わせによってできています。

最近では、アミノ酸の一種であるフェニルアラニンが気分の落ち込みや記憶力に関係していることが明らかになり、アミノ酸は体だけでなく、脳や精神状態にも働きかけることが解明されるなど、その重要な働きに注目が集まっています。

今回は、タンパク質のもとにもなっている、アミノ酸のについて詳しく解説いたします。

 

アミノ酸の効果

 

アミノ酸は体内で、次のような様々な効果があるとされています。

スタミナアップ・疲労回復・免疫力アップ・健脳効果・成長促進・冷え症改善・ダイエット・不眠症改善・スキンケア・鎮静効果・脂肪燃焼
コレステロールの上昇抑制・記憶力改善・精神高揚・筋力増強・新陳代謝・成長促進・肝機能促進・筋力アップ・イライラ解消・利尿作用
アルコールの代謝促進・不眠改善・二日酔い防止

 

 

アミノ酸の基本構造

食物として体内に摂取されたタンパク質は、そのままの形で利用されるわけではなく、まず、胃や十二指腸で分解され、1個のアミノ酸やアミノ酸が2個から3個つながったペプチドに形を変えます。そして、小腸の上皮から吸収され血管を通って、いったん肝臓に蓄えられます。ここから体内の各組織へと送られて行きます。

 

アミノ酸の種類と機能

身体に必要なアミノ酸は約20種類あり、そのうちの9種類は、人間の体内では合成することができないため、食物から摂取しなければなりません。これらの9種類は、必須アミノ酸と呼ばれています。一方で、体内で合成することができるアミノ酸を、非必須アミノ酸といいます。必須アミノ酸の種類は動物によって異なり、必須アミノ酸はそのうちの1つでも不足してしまうと、他の必須アミノ酸の利用効率もそのレベルまで下がってしまうのです。そのため、人間の場合は下記にあげた9種類の必須アミノ酸をうまく組み合わせて摂取する必要があります。

 

身体を構成するアミノ酸 全20種類徹底解説

 

【人間のタンパク質をつくるアミノ酸】

 

必須アミノ酸(essential amino acid)

 

【分岐鎖アミノ酸(BCAA)】

ロイシン(leucine)、イソロイシン(isoleucine)、バリン(valine)の3種類のアミノ酸は、ヒトが体内で作りだすことが出来ないことから必須アミノ酸と呼ばれています。これらは筋肉組織を作るタンパク質であるミオシンとアクチンの主成分となるアミノ酸です。このアミノ酸は、筋肉を構成するタンパク質の合成を促進する作用があると同時に、筋肉の分解を抑制する働きも持つといわれています。よって筋肉トレーニングの前後に摂取すると筋肉増大に役立つとされ、筋肉中でエネルギー源としても使われることから、持久力を高める効果も期待できます。ハードなレーニング時には、体内のグルタミン酸塩が放出されることから免疫力が低下すると考えられています。その対策として、必須アミノ酸のサプリメントを活用することも有効です。バリン、ロイシン、イソロイシンは1:2:1の割合で摂取することが理想的です。1日の摂取量の目安はこの比率で2~5gです。バリンとロイシンは食品中に、比較的多く含有しているため、欠乏することは少ない栄養素です。イソロイシンは、鶏胸肉、マグロ赤身や、プロセスチーズなどに多く含まれるので積極的に摂取しましょう。

 

【リジン(lysine)】

リジンは集中力のアップや、体の成長、肝機能の強化といった効果が期待されています。他にも、細菌やウイルスの体内への侵入を防ぐ抗体の材料となります。また、免疫力や、育毛促進、エネルギー代謝をスムーズにする働きも期待されています。リジンはカルシウムの吸収と糖質の代謝に関わり、酵素や、ホルモンなどの原料にもなります。必須アミノ酸の中では、最も不足しやすいアミノ酸であり、制限アミノ酸(1)になりやすい栄養素です。リジンは肉や魚、卵、大豆製品などに多く含まれています。穀物類に偏りがちな食生活をしている人はリジンが不足しやすいので、リジンの含有量が多い食事のメニューを心がけたいところです。

 

【メチオニン(methionine)】

脂肪の代謝に関与するアミノ酸で、血中コレステロールを下げたり、活性酸素を取り除く作用があります。

また肝臓の解毒作用や、ヒスタミンの血中濃度を下げる働きが報告されています。高脂血症、心臓病などの生活習慣病のリスクが高まるホモシステインを代謝するため、健康増進に重要な役割を担うとされています。また、抗うつ薬として即効性があるとの報告もあります。鶏胸肉、鶏卵、小麦胚芽などに多く含まれます。

 

【フェニルアラニン(phenylalanine)】

脳内で神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンの原料となり、気分の落ち込みや記憶力に関係します。精神を高揚させ、血圧を上げる作用があり、過剰に摂ると血圧が高くなり過ぎる可能性があるので、妊娠中の女性、フェニルケトン尿症の人は注意が必要です。マグロ赤身、プロセスチーズ、納豆などに多く含まれます。

 

【スレオニン(threonine)】

腸の働きを高め、消化吸収をよくする働きがあり、新陳代謝を高めます。成長を促進させるほか抵抗力に必要なアミノ酸なので不足しないようにする必要があります。肝臓に脂肪が蓄積して脂肪肝になるのを防ぐ作用があり、不足すると貧血、食欲不振、成長阻害、体重減少などの症状が出る恐れがあります。鶏胸肉、キハダマグロ、鶏卵などに多く含まれる一方で、穀類などには含まれる量が少ないので、リジンに次いで不足しやすく、制限アミノ酸になりやすい栄養素です。

 

【トリプトファン(tryptophan)】

成長ホルモンの分泌を促し、食欲増進や疲労回復にも効果があるとされています。脳に運ばれビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムとともにセロトニンをつくります。セロトニンには、鎮静、催眠、精神安定などの作用があり、セロトニンからは睡眠・覚醒のリズムを整える作用があるメラトニンも合成されます。鶏胸肉や、鶏卵、プロセスチーズなどに多く含まれます。

 

【ヒスチジン(histidine)】

幼児の成長には必須のアミノ酸です。また、成人にも必須であり近年、必須アミノ酸となりました。ヒスチジンからヒスタミンが合成されます。ヒスタミンは神経機能を補助する作用がある一方で、血管拡張やアレルギー発症に関わっています。例えば、魚を食べて顔が赤くなったり、蕁麻疹がでる場合には、ヒスタミンの作用である可能性が考えられます。カツオ、マグロ、ハムなどに多く含まれます。

 

非必須アミノ酸(nonessential amino acid)

 

【アルギニン(arginine)】

成長ホルモンを合成し、免疫力を高めたり、脂肪の代謝や、筋肉を強化する効果があります。不足するとシワや筋力低下の原因となり、また性障害や不妊症を起こしやすくなる。子どもの場合は体内で合成できないので、食品からの供給が必要にです。筋肉増強や疲労回復のサプリメントとしても用いられ、肉や魚、乳製品、大豆、ゴマ、レーズンなどに多く含まれる。

 

【アスパラギン酸(aspartic acid) 】

新陳代謝、スタミナ増強、疲労回復に効果がある。体内のエネルギー代謝を促進し、体内の老廃物の処理、肝機能の促進、尿の合成を促す作用がある。栄養剤の成分としても用いられ、牛肉、豆類、大豆モヤシ、アスパラガスなどに多く含まれている。

 

【アスパラギン(asparagine)】

アスパラギン酸から合成され、運動時のエネルギー源であるグリコーゲンの生成にもかかわる。アスパラガスから発見されたアミノ酸で、カリウムやマグネシウムと結びつき、それらの栄養素を細胞内に取り込みやすくする。新陳代謝を高め、体力アップ、疲労回復、美肌に効果がある。

 

【グリシン(glycine)】

就寝時には、深部体温が下がるときに眠りに入ると、良い睡眠がとれるといわれています。グリシンは、脳に作用して血管を拡張させ、表面体温を上昇させることで体内の熱を放出し、深部体温を下げ、睡眠の質も改善する作用があります。グリシンは、エビやホタテなどの魚介類に豊富に含まれています。

 

【アラニン(alanine)】

肝臓のエネルギー源でアルコール代謝を高め、肝機能を保護する。またインスリンの分泌を促し、脂肪分解酵素を活性化させる働きがある。ほとんどのタンパク質に含まれている。

 

【セリン(serine)】

脳や神経組織の細胞膜をつくるホスファチジルセリンの構成成分。大豆などに多く含まれる。

 

【システイン(Cysteine)】

髪の毛や爪をつくるケラチンの成分で、傷の治癒を促進したり、ブドウ糖の代謝を高める。皮膚の天然保湿因子の主成分で肌の老化を防ぎ、潤いを保つ。また脳の代謝を促進し、記憶、神経系の機能を高め、脳の老化防止にも効果的。牛肉、牛乳、羊肉、サケ、小麦粉などに多く含まれている。

 

【チロシン(tyrosine)】

神経や代謝に関わる。脳の働きを助け、痴呆症の予防に役立つとされている。ストレスの緩和や細胞の老化抑制にも作用する。代謝をコントロールする甲状腺ホルモンや、皮膚や髪の色素となるメラニンの材料にもなる。動物性タンパク質に多く含まれている。

 

【プロリン(proline)】

皮膚などを構成するコラーゲンの原料。即効性のエネルギー源で、脂肪を燃焼させる働きを持つ。植物に多く含まれ、光合成の機能を高め、糖の生産量を増加する。ほとんどのタンパク質に含まれている。

 

【グルタミン酸(glutamic acid)】

生体内では脳内での含量が高く、神経伝達に関与している。即効性のエネルギー源で運動時の疲労回復を促進する。脳の機能を妨げるアンモニアをグルタミンに変える。だしの旨み成分としても知られるが、過剰摂取により精神障害や不眠などの症状を引き起こすこともある。小麦や大豆などに多く含まれる。

 

【グルタミン(glutamine)】

生体内に最も多く含まれるアミノ酸。胃腸機能などをサポートし、胃や小腸などの消化器官の機能維持や構造を保つための主要なエネルギー源となる。免疫力を高める作用があり、昆布や大豆などに多く含まれる。

 

アミノ酸の摂取目安とアミノ酸スコア

食品の栄養価は、その中に含まれている必須アミノ酸の量と割合が重要です。タンパク質を多く含む食品であっても,必須アミノ酸含量のバランスの悪い食品は、たんぱく質としての栄養価は下がってしまいます。体内でたんぱく質が合成される際には、そのたんぱく質を構成する全てのアミノ酸が、バランス良く存在することが必要です。どれか1種類でも不足していると、タンパク合成がうまく進まず、最も少ないアミノ酸によって合成量が決まってしまいます。つまり、たんぱく質の利用率は必要量に対して最も少ない必須アミノ酸の量によって制限を受けてしまいます。

アミノ酸スコアは、食品中の必須アミノ酸の含有比率を評価するための数値で、必須アミノ酸が基準値と比較してどれだけ含有されているかを評価するものです。
最大値は100 となり、アミノ酸スコアが低い食品は、数値の高い食品と組み合わせて摂取することをお勧めします。

 

 

食品名 アミノ酸スコア 食品名 アミノ酸スコア 食品名 アミノ酸スコア
牛乳 100 豆腐 93 ひよこ豆 69
スキムミルク 100 牛乳 92 いんげん豆 68
100 おから 91 じゃがいも 68
ツナ 100 豆乳 86 えんどう豆 67
鶏肉 100 大豆 86 豚肉ソーセージ 63
豚肉 100 えび 84 アーモンド 50
かつお節 100 あさり 81 ほうれん草 50
いわし 100 ブロッコリー 80 トマト 48
サーモン 98 にら 77 とうもろこし 42
さんま 96 いか 71 小麦 37

 

クレアチン

グルタミン

タンパク質(プロテイン)とは 役割と効果

 

タンパク質(プロテイン)とは

 

プロテインと聞くと多くの人は、

「ムキムキの筋肉作りというイメージ」

「運動している人がとるサプリメント」

といったイメージを想像するかもしれません。

今回は、よく耳にするけど、分からないことも多い「タンパク質」について解説いたしします。

 

タンパク質の働き

タンパク質は、六大栄養素の一つで、身体の中で筋肉や皮膚、血液、臓器や細胞の主要な構成成分で、生命の維持に欠くことのできない栄養素です。体内のタンパク質は、約20種類のアミノ酸がさまざまな組み合わせで結合することにより作られています。人体には約10万種類のタンパク質が存在しているといわれています。また、筋肉のエネルギー源にもなるため、スポーツサプリメントとしても注目されています。
そのようなタンパク質には次の5つの役割があります。

 

①生体の構成成分となる

毛髪や爪、皮膚、筋肉、血液、臓器など体を構成
する細胞の主成分であり、水分を除くと体内に最も多く存在する物質でもある。

 

②酵素となる

体内の化学反応を触媒する酵素もタンパク質からつくられている。

 

③ホルモンの材料となる

たんぱく質は各種のホルモンとなってカラダを維持・調節しています。

 

④免疫反応にかかわる

体内に侵入した異物(主にウイルス)を撃退する最も重要な細胞であるキラーT細胞は、良質なたんぱく質をとることで、大量につくりだすことができます。

 

⑤エネルギー源となる

糖質や脂質と同様、エネルギー源としても使われており、1グラム当たり4kcalのエネルギーを産生しています。

 

植物や細菌はアミノ酸を自らの体内で合成し、必要なタンパク質をつくっています。ところが、私たち人間は、新陳代謝を繰り返していくために必要とされている、すべてのアミノ酸を自分の体内で合成することができないのです。つまり、私たちは必要なタンパク質を食物から摂取しなければなりません。

 

タンパク質の摂取方法

タンパク質は基本的に毎日、補給する必要があります。タンパク質を効率よく摂取するには、良質なタンパク質を含んだ食品をバランスよく摂ることが重要になります。必須アミノ酸を豊富に含む動物性タンパク質に加えて、穀物や豆類など血中のコレステロール値を低下させる効果が期待できる植物性タンパク質も体の機能を高めるためには必要です。タンパク質の過剰摂取で健康を損なってしまったというような報告はありませんが、極端な過剰摂取は、内臓疲労や、カロリーオーバー、腸内環境に悪影響を及ぼす可能性があります。体内の過剰なタンパク質は分解されて体外に排出されてしまいますが、やはりバランスのよい適量の摂取を心がけましょう。

 

タンパク質が体内で代謝される際には、ビタミンB6が 関与します。動物性タンパク質を多く摂る場合には、ビタミンB6も多く摂ることを心がけてください。

タンパク質の摂取量が多いと、尿中のカルシウム排泄量が増大します。これはタンパク質に含まれる硫黄(イオウ)やリンが代謝されることによって作られた硫酸やリン酸を中和するために、カルシウムが消費されるからです。カルシウムの補給にも十分配慮したいところです。

また、肉類からタンパク質を摂るときは、脂肪も存在していることが多いので注意が必要です。一方で、タンパク質の摂取が不足すると、免疫力の低下などさまざまな弊害を招く可能性があります。高齢者が積極的にタンパク質を摂ることによって、加齢による筋肉の減少を補うこともできます。タンパク質を構成するアミノ酸の一つであるグリシンを摂取すると、翌朝の目覚めがすっきりし、疲労感も軽くなるという報告もあります。アミノ酸は持久力の向上や、筋肉痛、疲労の軽減など重要な役割を果たすといわれているので、スポーツをする時にも積極的に摂取したい栄養素です。

 

 

 

タンパク質の食事摂取基準(推奨量)

タンパク質の摂取量は、厚生労働省が、制定した栄養素の摂取基準である食事摂取基準において、次のように記載されています。

 

成人男姓  60g/日

成人女性  50g/日

 

これは、基準値なので、運動量やライフスタイルによって、アレンジすることも必要かと思います。

 

 

欠乏症と過剰症

タンパク質が身体に不足すると、短期間の欠乏では、全身の筋肉が衰えて、血管がもろくなり、抵抗力が低下しやすくなります。また、血液の成分であるヘモグロビンが不足し、鉄欠乏性貧血を起こすこともあります。長期間の欠乏の場合は発育障害を招く恐れも考えられます。

 

 

まとめ

【タンパク質の役割】

  ①生体の構成成分となる

  ②酵素の材料となる

  ③ホルモンの材料となる

  ④免疫反応にかかわる

  ⑤エネルギー源となる

 

【タンパク質の摂取方法】

 タンパク質は本的に毎日、補給する必要があります。
ビタミンB6やカルシウムも併せて摂りましょう。

【一日の基本摂取量】

  成人男姓  60g/日

  成人女性  50g/日

 

 

ビタミンとは

 

ビタミン(vitamins)とは

 

ビタミンは、人間の生命活動に必要不可欠な有機化合物です。
1日に必要なの量はわずかですが、身体の調子を整えるなど、とても重要な役割を担っています。

 

人間に必要なビタミンは、全部で13種類あります。しかし、それらのビタミンは、人間の体内でほとんど生成することができません。ビタミンが不足するとそれぞれ特有の欠乏症を招いてしまいます。身体に必要なビタミンをすべて食品から摂取するには、普段からかなり食事のメニューに気を配る必要があります。また、とり過ぎても身体に良くないものもあるので注意が必要です。不足しているビタミンは、サプリメントなどを活用して効果的に補給するのも有効な手段と言えます。

 

ビタミン特性

現在ヒトに有効なビタミンには、水に溶ける水溶性ビタミンと、油脂に溶ける脂溶性ビタミンがあります。水溶性ビタミンは体外に排泄されやすく、脂溶性ビタミンは体の中に蓄積されやすいという性質があります。なので、水溶性ビタミンは少量を回数を分けて摂取する、また、脂溶性ビタミンは油といっしょに摂取することで体内への吸収効率がアップします。
体内でビタミンが不足すると、さまざまな欠乏症が現れます。ビタミンCの欠乏による壊血病、ビタミンBの欠乏による脚気、ビタミンDの欠乏が原因のくる病などが知られています。

一方で、ビタミンは、とり過ぎによる弊害もあることから、厚生労働省は、「日本人の食事摂取基準」において、この量までなら摂取しても過剰の害のない目安として耐容上限量を設定しています。健康食品やサプリメントの利用には、記載されている使用法や、摂取量の目安に十分に注意して適切なご利用をこころがけてください。

 

ビタミンの摂取方法

ビタミンは、心身の健康を保つために、バランスよく摂取することが理想です。厚生労働省が発表している平成24年度の「国民健康・栄養調査」によると、日本人のビタミンAの摂取量は、推奨量には達しておらず、加熱調理になどよる栄養価の損失などを考慮すると、他のビタミンの摂取量も、いまだ十分とはいえない状況です。

生活習慣病の予防を目的にビタミンを摂取するには、日常の食生活の中だけで必要量をバランスよく摂取することは難しく、サプリメントを用いて不足分を補うことが効果的です。しかし、脂溶性ビタミンは、摂り過ぎにより体内に蓄積されるおそれもあるので、必ず食事摂取基準を参考にして摂取量を判断してください。また、医薬品を服用している人がサプリメントを用いる場合には、必ず医師や薬剤師の指示を受けることをお勧めします。ビタミンは、他のビタミンやミネラルなどと、相互に関わりあって機能します。特定のビタミンのみを過剰に摂取するのではなく、バランスよく取り入れることが重要です。サプリメントを利用してビタミンを補給する際には、他の栄養素との関わりについても理解や知識を深め、安全に効率よく用いることがポイントです。最初は、必要なビタミンがバランスよく配合されたマルチビタミンタイプのサプリメントを活用する方法もあります。

 

 

13種類のビタミン
脂溶性ビタミンビタミンA
 ビタミンD
 ビタミンE
 ビタミンK
水溶性ビタミン ビタミンB1
 ビタミンB2
 ビタミンB6
 ビタミンB12
ビタミンC
 ナイアシン
 パントテン酸
 ビオチン
 葉酸

売れ筋・人気 !ビタミンC サプリメント全成分徹底比較!

 

売れ筋・人気 !ビタミンC

 サプリメント全成分徹底比較!


ビタミン類の中でも、疲れや、ストレスがたまっている時などに積極的に摂りたいのがビタミンCです。
サプリメントは、一度購入すると、ある程度の期間、身体に取り込むことになります。

そこで、安心して長く飲み続けることができる、ということがサプリメントを選ぶうえで、最も重要な基準になるのではないでしょうか。

 

今回は、アマゾンやヤフーショッピングなどの通販サイトにおいて売れ筋上位に並ぶ人気のビタミンCサプリメント25品目の原材料を徹底調査しました。

サプリメントの原材料は、健康に役立つ有効成分と、品質保持のためにどうしても使用しなければならない添加物に分類することができます。食品添加物の中には、使用が認められてはいるものの、なるべくであれば体に取り入れたくない成分もあります。

そのような観点から、各サプリメント製品の原材料を詳しく分析していくと、
製造メーカーの商品設計や考え方の違いが明確になっていきます。

サイト独自のおすすめ度も表示してあるので、
この記事を読んで、安心して飲めるあなたにベストマッチのサプリメントを選ぶ参考にしてください!

 

【売れ筋ビタミンCサプリメント25品目 おすすめ度 一覧表】

商品番号商品名内容量形状おすすめ度
Aファンケル FANCLビタミンC 1袋(90粒)丸型タブレットC
Bオーガランド ビタミンC サプリ サプリメント エイジングケア270mg×270粒丸型タブレットC
CDHC ビタミンC(ハードカプセル)104g(1粒重量578mg×180粒)カプセルC
DDHC 持続型ビタミンC 3042.0g(1粒重量350mg×120粒)丸型タブレットC
ELivOn Labs Lypo-Spheric™ Bioavailable Vitamin C5.7ml×30包液体A
FDHC ビタミンCパウダー48.0g(1.6g×30本)粉末A
Gオリヒロ ビタミンC粒 300粒300粒丸型タブレットC
Hヘルシーカンパニー株式会社 ビタミンL-C アスコルビン酸 900g 粉末 原末900g 粉末A
ISolaray社ビタミンC サプリメント 1000mg1000mgカプセルA
Jベジカプセル Now Foods C-1000 with 100mg of Bioflavonoids 1,000 100 Veg Capsules250粒カプセルA
Kアサヒグループ食品 ディアナチュラスタイル ビタミンC 60日分 120粒120粒カプセルB
L井藤漢方製薬 ビタミンC1200 徳用 60包2g×60包 粉末C
Mオリヒロ MOSTチュアブル ビタミンC180粒丸型タブレットB
N大塚製薬 ネイチャーメイド C1000mg200粒丸型タブレットC
ODearEat(ダイエット) ビタミンC サプリ 2000mg240粒丸型タブレットC
Pスターズ ホワイト サプリ リコピン ビタミンC60粒丸型タブレットC
QGoCLN 高純度 ビタミンC (Quali C 100%) - 国内製造 Vitamin C 120120粒カプセルA
Rファイン ハトムギエキス末100% 10倍濃縮ハトムギエキス末145g粉末A
S小林製薬の栄養補助食品 ビタミンC180粒丸型タブレットB
TNutricost ビタミンC + ローズヒップ 1025mg240粒カプセルB
UOrtho 飲む日焼け止め やかないサプリ30粒粉末B
Vドクターシーラボ メガリポVC10030包入り丸型タブレットB
Wワカサプリ ビタミンC イギリス産 天然ビタミンC 62.4g(2.08g×30包)粉末A
XUHAグミサプリ ビタミンC ボトル レモン味60粒グミA
YNICHIGA ローズヒップ粉末100%天然ビタミンCがレモンの20倍「ビタミンの爆弾」200g粉末A

【売れ筋ビタミンCサプリメント25品目  原材料 一覧表】
※商品記号は、上の表に対応しています。

 

【有効成分解説】

成分名をクリックすると詳しい説明ページが開きます。成分番号は上の表に対応しています。

(1)ビタミンC(アスコルビン酸)

(2)アスコルビン酸カルシウム

(3)アセロラ

(4)ローズヒップ

(5)ローズマリー

(6)カロテノイド(カロテノイド色素)

(7)グアーガム

(8)コラーゲン

(9)シダ抽出物

(10)ステビア

(11)セルロース

(12)ニームリーフエキス

(13)パイナップル抽出物

(14)ヒアルロン酸

(15)ビタミンB2

(16)ビタミンB6

 

 

藤茶とは

藤茶とは

 

 

藤茶(トウチャ)とは、ブドウ科ノブドウ属の植物で、主に中国四川省の武陵山地に生息しています。野生の藤茶は主に海抜400~1300メートルの森林の中に分布する貴重な純野生の食用、薬用の可能な植物資源です。
中国では「神のお茶」と呼ばれ、漢方薬としても研究が進められています。分析によると藤茶はフラボノイド類を多く含み、豊富なアミノ酸やその他栄養素を数多く持っていることがわかりました。藤茶の葉は色が緑で白い結晶状の粒子が表面に出て、味は初めは苦く後味が甘く感じられます。

 

藤茶の成分と効能

藤茶の葉には約35パーセントと、非常に多くのフラボノイドを含有し、多くの健康効果が期待されています。また、藤茶には、ヒトにとって必須ミネラルである、セレンが含まれています。今日では、藤茶を使用した様々な薬品や健康食品、飲料が開発されています。

 

藤茶に含まれるフラボノイドの効果

1睡眠の質を改善

藤茶に含まれているフラボノイドが、細胞の補修を活性化し、細胞の石灰化を防ぐことでメラトニンの分泌量を促進します。その結果、睡眠の質を改善する効果が期待されています。

 

 2腸の活動を改善

藤茶に含まれるフラボノイドが、腸内の有害菌を殺菌し、アレルギー性の胃腸炎に対して抗炎症作用を発揮します。また、腸内の有害ガスの発生を減らし腸の機能を回復させます。この働きにより腸の活動を正常にすると言われています。

 

 3血液に関する数値を調節

藤茶に含まれるフラボノイドは、コレステロール値、血圧、血糖値などの数値が異常に高い人に対し、それらの数値を改善する働きがあると言われています。

 

藤茶に含まれるセレンの効果

4心臓と脳の効果

藤茶には、ヒトにとって必須栄養素である、セレンが含まれています。セレンはビタミンEやビタミンCと協調して、活性酸素やラジカルから生体を防御する働きがあると考えられています。心疾患、脳血管疾患と体内のセレン量は、大きく関係していることが解明されており、体内のセレンが不足すると、フリーラジカルが増え、脳や血中の細胞に損傷を与えてしまうと言われています。

 

5抗腫瘍

藤茶成分のセレンは、グルタチオンペルオキシターゼという重要な酵素を作る成分です。この酵素は、過酸化物の還元反応を促進するため、酸化防止の役割を果し、活性酸素による病原作用を阻止することが出来ると言われています。

 

6免疫細胞の調節

セレンは、人体のリンパ線、肝臓や脾臓などの組織に多く含まれており、これらの細胞は免疫機能と深く関連しています。セレンは免疫細胞を保護し、リンパ細胞を活性化し、抗体形成を促進する役割があることが解っています。セレンを摂取することにより、免疫機能が高められると言われています。

 

7目の栄養補給

セレンは、目のと密接な関係にあるといわれ、藤茶を服用することによって、セレン・フラボノイド・アミノ酸・ビタミン・ミネラルなどの抗酸化栄養素を摂取し、目の疲労回復や、疾患を予防することが出来ると言われています。