WPC製法プロテイン オスス5選 徹底解説!

 

WPC製法プロテイン オススメベスト5 徹底解説!

 

 

WPC製法で作られているプロテインサプリメントであっても、

商品ごとにそれぞれ違った特徴があります。

この記事では、オススメのWPC製法プロテインベスト5を、ご紹介いたします。

各自のトレーニングスタイルにマッチした製品を選ぶ参考にしてください!

 

 

 


明治 ザバス ホエイプロテイン100 ココア味【50食分】 1,050g

【商品説明】

株式会社明治から発売されているブランド「SAVAS(ザバス)」1980年の発売以来、40年。販売調査会社の調査でブランド別累計販売金額では日本一に選ばれています。食品製造メーカーとして培ってきた製造技術を活かし、日本国内工場での生産にこだわっています。

明治は、製造するプロテインを、目的別に4つのカテゴリーに分類しています。ザバス ホエイプロテイン100は、その中の「BODY MAKE=たくましいカラダへ」に分類されています。

原材料は、身体への吸収が早い「ホエイプロテイン」を100%使用。

カラダづくりに欠かせない「4種のタミビンB群・ビタミンD」、体調維持に欠かせない「ビタミンC」を配合。

独自の造粒方法で、プロテインの溶けやすさを追求しています。溶けやすいのでシェイカーだけでなく、グラスやコップでも簡単に溶かせておいしく飲むことができます。

 

付属のスプーン3杯(21g)でたんぱく質15g、スプーン4杯(28g)でたんぱく質20gを摂取できます。

アンチドーピング認証「インフォームドチョイス」を取得しています。

インフォームドチョイスは、英国LGC社が認証する、国際的に知られた非常に透明性の高いアンチドーピングプログラムの名称です。

 

原材料名(ココア味)

乳清たんぱく、ココアパウダー、植物油脂、デキストリン、食塩/乳化剤、香料、V.C、増粘剤(プルラン)、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、V.B2、V.B6、V.B1、ナイアシン、V.D、(一部に乳成分・大豆を含む)

 

栄養成分表示(ココア味)1食分(21g)当たり
エネルギー83kcal
たんぱく質15.0g
脂質1.4g
炭水化物2.5g
食塩相当量0.14~0.43g
ナイアシン3.6~9.9mg
ビタミンB10.50mg
ビタミンB20.57mg
ビタミンB60.42mg
ビタミンC32mg
ビタミンD9.1μg

 

・タンパク含量75%(製品無水物あたり)

・アミノ酸スコア100

※トライアルタイプ1袋は1/2食分です。2袋(21g)で1食分となります。

 

召しあがり方

水または牛乳200mlに付属のスプーン3杯(約21g)を溶かす。

スプーン3杯でたんぱく質15g(リッチショコラ味は14.6g、抹茶風味・ヨーグルト風味は14.3g)摂取できます

<ハードにトレーニングされる方などに>

水または牛乳200〜300mlに付属のスプーン4杯(約28g)を溶かす。

スプーン4杯でたんぱく質20g(リッチショコラ味は19.4g、抹茶風味・ヨーグルト風味は19g)摂取できます。

賞味期限18ヶ月

 

希望小売価格

トライアルタイプ10.5g¥120 + 税

294g(約14食分)¥2,350 + 税

1,050g(約50食分)¥5,550 + 税

2,520g(約120食分)※ココア味のみ¥12,000 + 税

 

【解説】

¥3,980

評価項目パフォーマンス商品
 総内容量(g グラム) 1,050 g
 1食(グラム)21.0 g
 価格(円/1グラム当たり) 3.80 円
 価格(円/1食当たり) 79.6 円
 タンパク質価格(円/1グラム当たり) 5.3 円
 タンパク質含有率(%) 71.4 %
 炭水化物含有率(%) 11.9 %
 脂質含有率(%) 6.7 %

 

 

ビーレジェンド ホエイプロテイン ポコちゃん ミルキーココア風味1kg

【商品説明】

ビーレジェンドは株式会社Real Styleのブランドです。高品質で飲みやすく、それでいてお求めやすい価格のプロテインとしてお馴染みのビーレジェンドプロテイン。老舗お菓子メーカー「不二家」とのコラボレーションを実現。本家のミルキーで使用されている練乳を使用することで、本家さながらの風味を実現しました。

■ たんぱく質の吸収に役立つビタミンCとビタミンB6を配合

■ 1食あたりレモン2個分相当のビタミンCを配合

■ 1食あたり鶏の胸肉約180g相当のビタミンB6を配合

■ たんぱく原料として、吸収の良い「ホエイプロテイン」を100%使用

■ アミノ酸スコア100のホエイプロテインを使用

■ 口当たりの良い、味と飲みやすさを実現

 

疲れた後に甘いものを摂取すると幸せな気分になります。また、お菓子などの糖質の摂取を控えている方にとっては、甘い味のプロテインを摂取することで満足感や幸福感を得ることもできます。

ビーレジェンドミルキーは、糖質(炭水化物量)は4.7g、カロリーは119.1kcalとなっております。

成分も通常のプロテインと変わりがないということがお分かりいただけると思います。

ビーレジェンドミルキーは、1食で“21g”のたんぱく質の摂取が可能です。

ビーレジェンド ミルキー 商品情報

 

商品名be LEGEND ミルキー(ミルキー風味)
名称プロテインパウダー
原材料名乳清たんぱく(乳成分を含む)、練乳パウダー、食用植物油脂、マルトデキストリン、食塩/香料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、乳化剤(乳・大豆由来)、加工デンプン、ビタミンC、ビタミンB6
内 容 量1kg
製 造日 本
本製品に含まれるアレルギー物質乳成分・大豆
エネルギー119.1kcal
たんぱく質21.0g
脂質1.8g
炭水化物4.7g
食塩相当量0.2g
ビタミンC36.9mg
ビタミンB61.8mg

 

【解説】

¥3,590

評価項目パフォーマンス商品
 総内容量(g グラム) 1,000g
 1食(グラム)30 g
 価格(円/1グラム当たり) 3.60 円
 価格(円/1食当たり) 107.7 円
 タンパク質価格(円/1グラム当たり) 5.1 円
 タンパク質含有率(%) 70.0 %
 炭水化物含有率(%) 15.7 %
 脂質含有率(%) 6.0 %

 

 

ザバス(SAVAS) ウェイトアップ ホエイプロテイン+マルトデキストリン バナナ味【60食分】 1,260g

 

【商品説明】

明治は、製造するプロテインを、目的に合わせて4つのカテゴリーに分類しています。ザバス ザバス ウェイトアップは、その中の「ATHLETE=かつためのカラダへ」に分類されています。

たんぱく原料として、吸収の良い「ホエイプロテイン」を100%使用し、同時にエネルギー補給に優れた「マルトデキストリン」を配合。トレーニングで消耗したカラダにたんぱく質と糖質を補給でき、カラダづくりとリカバリーをサポートします。

トレーニングで消耗しやすく、カラダづくりに欠かせない「11種のビタミン」と汗で失われがちなカルシウム・鉄・マグネシウムを配合しています。

「ザバス ウェイトアップ」は1日2回(約42g)を目安にお召しあがりいただくことで、アスリートが1日に必要とする11種のビタミン、3種のミネラルの不足分を補えるよう設計されています。

牛乳で溶かせば、甘くておいしいバナナシェイクのように召し上がれます。

アンチドーピング認証を取得しているので、公式大会に出場するトップアスリートも安心して使用できます。

「インフォームドチョイス」を取得

 

原材料名

デキストリン、乳清たんぱく、バナナパウダー、食塩/骨Ca、酸化Mg、V.C、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、ピロリン酸第二鉄、香料、ナイアシン、V.E、V.B2、V.B1、V.B6、パントテン酸Ca、V.A、葉酸、V.D、V.B12、(一部に乳成分・バナナを含む)

 

1食分(21g)当たり
エネルギー77kcal
たんぱく質4.0g
脂質0.4g
炭水化物14.4g
食塩相当量0.2g
カルシウム192mg
4.8mg
マグネシウム96mg
ビタミンA157μg
ビタミンD2.2μg
ビタミンE1.5mg
ビタミンB10.87mg
ビタミンB20.93mg
ナイアシン5.1mg
ビタミンB60.64mg
葉酸77~180μg
ビタミンB120.2~1.2μg
パントテン酸0.62mg
ビタミンC88mg

 

・タンパク含量20%(製品無水物あたり)

・マルトデキストリン 12.6g/1食分(21g)あたり

・アミノ酸スコア100

 

召しあがり方(1食分)

牛乳または水300mlに付属のスプーン3杯(約21g)を溶かす。(スプーン一杯の目安はすりきりより少なめです。)
牛乳や水にプロテインとオレンジ、バナナなどを入れミキサーで混ぜることで、プロテインフルーツドリンクとしてもおいしく飲めます。

賞味期限18ヶ月

【解説】

¥3,381

タンパク質の含有率は、19.04 %と低めに抑えられている一方で、マルトデキストリンが68.57%と豊富に含まれています。マルトデキストリンとは、デンプンが分解された低分子の多糖類で、身体への消化・吸収効率に優れています。比較的ゆっくりと吸収されるので、長時間のトレーニングや運動に最適です。運動中のエネルギー補給の役立ち、パフォーマンスが向上します。

筋肉量を増やすにはタンパク質と同時に糖質も必要です。プロテインと一緒にマルトデキストリンを摂取することで、トレーニングの効果が出やすくなります。
ジョギングなど有酸素運動には、運動前と運動中に、筋トレなどの無酸素運動をする場合は、運動後の摂取がオススメです。

 

評価項目パフォーマンス商品
 総内容量(g グラム) 1,260g
 1食(グラム) 21 g
 価格(円/1グラム当たり) 2.7 円
 価格(円/1食当たり) 56.4 円
 タンパク質価格(円/1グラム当たり) 14.1 円
 タンパク質含有率(%) 19.1 %
 炭水化物含有率(%) 68.6 %
 脂質含有率(%) 1.90 %

 

 

明治 ザバス(SAVAS) ジュニアプロテイン カルシウムとビタミンも摂れる ココア味 【60回分】 840g


【商品説明】

明治は、製造するプロテインを、目的に合わせて4つのカテゴリーに分類しています。ザバスジュニアプロテインは、その中の「BODY MAKE=たくましいカラダへ」に分類されています。

スポーツジュニアが食事などで不足しがちな栄養素を理想的に補えるプロテインです。たんぱく質として、牛乳生まれのホエイ(乳清)プロテインを配合しました。

 

「カルシウム、鉄、」配合

食事・間食だけでは不足しがちな栄養素を理想的に補えるよう設計しています。スポーツジュニアが1日に必要とするカルシウム、鉄、マグネシウム、ビタミンB1、B2、Cなど、10種のビタミンを配合しています。

おいしく飲みやすいココア味です。スポーツジュニアを対象に風味調査を重ねて決定されました。

運動後だけでなく、朝食時やおやつとしても、水や牛乳でおいしく召し上がれます。

アンチドーピング認証「インフォームドチョイス」を取得

原材料名(ココア味)

乳清たんぱく、デキストリン、ココアパウダー、砂糖、植物油脂、食塩/卵殻Ca、V.C、乳化剤、香料、ピロリン酸第ニ鉄、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)、硫酸Mg、V.E、ナイアシン、V.B1、パントテン酸Ca、V.B2、V.B6、葉酸、V.D、 V.B12、(一部に卵・乳成分・大豆を含む)

 

栄養成分表示(ココア味)2食分(28g)当たり
エネルギー100kcal
たんぱく質12.0g
脂質1.2g
炭水化物10.2g
食塩相当量0.44g
カルシウム840mg
マグネシウム20mg
9.2mg
ビタミンD1.75μg
ビタミンE2.6mg
ビタミンB12.0mg
ビタミンB21.6mg
ナイアシン8.4mg
ビタミンB60.34mg
葉酸134μg
ビタミンB121.0~3.0μg
パントテン酸1.84mg
ビタミンC180mg

・タンパク含量 45%(製品無水物あたり)

・アミノ酸スコア100

召しあがり方(1日あたりの摂取目安量)

保健機能食品(栄養機能食品)として、1日2食(約28g)を目安に、ココア味は牛乳または水で、マスカット風味は水で、お召しあがりください。(スプーン一杯の目安はすりきりより少なめです。)

賞味期限18ヶ月

 

【解説】

¥3,018

 

評価項目パフォーマンス商品
 総内容量(g グラム) 840g
 1食(グラム) 14.0 g
 価格(円/1グラム当たり) 3.7 円
 価格(円/1食当たり) 51.4 円
 タンパク質価格(円/1グラム当たり) 8.6 円
 タンパク質含有率(%) 42.9 %
 炭水化物含有率(%) 36.4 %
 脂質含有率(%) 4.3 %

 

 

DNS/19/プロテインホエイ100/プレミアムチョコレート/1050g

【商品説明】

ホエイたんぱく質は1杯で24gと高い機能を持ちつつ、いわゆる「プロテインぽい」味からの脱却を目指し、味づくりのプロの協力を仰いで開発しました。悩みの種であった「プロテイン摂取という苦痛」を取り除いてきたDNSが、その美味しさを更にレベルアップしました。

「プロテインホエイ100」は体内での利用効率が良いホエイたんぱくが100%。さらには1杯で24gという量にも意味があり、トレーニング後に必要なたんぱく質量として体重1㎏あたり0.25~0.5gを踏まえた量となっています。

インフォームドチョイス認証を取得。

DNSプロテインの大きな特徴が、水でおいしく飲めること。牛乳や豆乳に溶かす必要がないので、よけいな脂肪や炭水化物を摂取してしまうことはありません。泡立ちも抑えられているので、ストレスなく最後まで飲み切ることが可能です。

 

お召し上がり方

ホエイ100は、水200mlに、添付のスプーン1杯(約35g)の割合で混ぜて飲むとおいしく召し上がれます。

 

 【推奨摂取量】

2018年の国際スポーツ栄養学会による推奨に基づき、運動後のたんぱく質摂取量として1回あたり0.3g×体重(㎏)を最低限の目安として推奨します。

 体重80kgの方であれば、0.3g×80=24gとなります。

 

 【推奨タイミング】

・トレーニング/運動後30分以内、寝る前、間食、朝の栄養補給

 

商品情報

製造工場:国内ISO取得工場にて製造

 賞味期限:製造日より24ヶ月

 主要成分と原産国:乳清たんぱく/ニュージーランド

 

原材料

ホエイたんぱく(乳成分を含む)、ココアパウダー、食塩/香料、乳化剤(大豆由来)、 甘味料(スクラロース、アセスルファム K)

※遺伝子組み換え作物(GMO)を使用していません。

 

1食(35g)あたり

エネルギー142cal
タンパク質24.2g
脂質2.9g
炭水化物4.7g
食塩相当量0.3g
タンパク質(無水物換算値)25.3g
アミノ酸スコア100

 

名称:プロテインパウダー(タンパク質補給食品)

原材料名:ホエイたんぱく(乳成分を含む)、ココアパウダー、食塩、香料、乳化剤(大豆由来)、甘味料

(スクラロース、アセスファムK)

【解説】

¥3,740

 

評価項目パフォーマンス商品
 総内容量(g グラム) 1,050g
 1食(グラム) 35 g
 価格(円/1グラム当たり) 3.7 円
 価格(円/1食当たり) 129.0 円
 タンパク質価格(円/1グラム当たり) 5.3 円
 タンパク質含有率(%) 69.1 %
 炭水化物含有率(%) 13.4 %
 脂質含有率(%) 8.3 %

 

プロテインは、各商品によって、配合成分や、製法は、さまざまです。

「どのプロテインが一番良いのか」という発想ではなく、「使う目的に合わせでどの商品を選択するのか」が重要になります。

いくつかの異なる特性をもったプロテインを組み合わせながら、状況に合わせて摂取する、という方法も考えられます。

また、プロテインサプリメントは、トレーニングの前後だけではなく、日常の食生活に取り入れることで、ダイエットやカロリーコントロールにも役立ちます。

ハードなトレーニングを目指す男性だけではなく、女性にも、積極的に取り入れてほしいサプリです。

プロテイン

 

 

 

プロテインサプリメントの選び方

 

プロテインサプリメントの選び方を徹底解説

 

筋肉トレーニングや持続的な運動をするときには、市販のプロテインサプリメントを利用しながらタンパク質を効果的に摂取して、理想の身体を手に入れましょう!

 

とは言うものの、プロテインは、国内、海外を問わず、数多くのメーカーから非常に多くの商品が販売されています。その中から、どのように自分に合った商品を選べばよいのか、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

 

「プロテインを飲んでみたいけど、何を基準に選べばいいのかな?」

「いつ、どのように飲めばいいんだろう?」

プロテインは、原材料や製造方法の違いによって、体の中での働きに違いがでてきます。
そして、それぞれのプロテインに合わせた飲み方を知ることで、その効果を最大に引き出すことができます。

今回は、プロテインの種類と効果、そして選び方や、飲み方のポイントをご紹介いたします。

プロテインを利用しているけど、自分に合っているのか分からない方や、これから利用してみたいけど何を基準に選んだらいいのか分からない方は、ぜひ参考にしてください。

 

「WPI製法プロテイン オススメベスト5+1 徹底解説!」は、こちら

 

プロテインの種類

とても多くの種類が販売されているプロテインですが、原材料の違いによって大きく「動物性」と「植物性」の2種類に分類できます。「動物性」の原材料には、牛乳。そして、「植物性」には大豆が使われています。

さらに、牛乳を原材料とした動物性プロテインは、製法の違いにより、3つの種類に分けられます。

 

 

①カゼインプロテイン 

②ホエイプロテイン(②-1 WPC  ②-2 WPI ②-2 WPH)

③ソイプロテイン

 

 

牛乳を原材料にしたプロテイン「カゼイン」と「ホエイ」

 

牛乳は88.2%の水分と約11.8%の乳固形分でできています。乳固形分には、炭水化物や脂質、タンパク質、乳糖、カルシウム、カリウム、さらにはそれ以外のビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

乳固形分は、タンパク質、糖質、ミネラル、ビタミンを含む8.3%の無脂乳固形分と3.5%の乳脂肪分に分けられます。

牛乳から生成されるタンパク質には、「カゼイン」と「ホエイ」の2種類があります。カゼインは、牛乳に含まれるタンパク量の約80%を占めます。ホエイプロテインは乳タンパクの約20%程度しか含まれておらず、貴重なタンパク質です。さらにホエイは製法の違いによって、「WPCプロテイン」と「WPIプロテイン」がつくられます。

 

カゼインプロテイン

カゼイン(casein)は、牛乳やチーズなどに含まれるリンタンパクの一種で、カゼインは、牛乳に含まれる乳タンパク質の約80%を占めます。ガゼインは、チーズやバターを固める、乳固形分と呼ばれる主要成分の一つです。また、カゼインには、タンパク質以外にカルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。

カゼインプロテインは、不溶性で固まりやすい性質があります。

そのために、胃や腸内で固まったカゼインは、ゆっくりと分解された後、完全に吸収されます。

この特徴から、カゼインプロテインは運動後や、就寝前に摂取することで、ゆっくりと持続的にタンパク質がカラダに供給されていきます。

カゼインプロテインの摂取後は、満腹感が持続しやすいので、カロリーコントロールをしたい時や、スタミナが必要な長時間の運動前に摂取することをおすすめします。

 

カゼインは、カルシウムイオンやナトリウムイオンと結びつきやすい性質を持っているので、カルシウム補給を目的とした栄養補助剤に添加されることもあります。

さらに、整腸作用や、消化促進、血圧の抑制の効果や、鉄を溶けやすくして、腸管からの吸収を促進することで、鉄欠乏性貧血の改善効果があるとされています。

カゼインプロテインはホエイプロテインに比べ、プロテインをつくる際の製造工程が少ない分、製品の価格が安価なのも大きなメリットです。

 

 

「カゼインプロテイン」こんな方にオススメ!

  ◎カゼインプロテインは体への吸収速度がゆっくりなので、
   満腹感の持続が期待できます!

  ◎ダイエット時の間食や、筋力トレーニング後の
休息期間のタンパク質補給、また就寝前におすすめです

  ◎比較的、安価な製品が多いのも、大きなメリットです!

 

 

ホエイプロテイン

ホエイプロテインも、前述のカゼインプロテインと同様に、牛乳を原料としています。ホエイプロテインは水に溶けやすい性質があります。ヨーグルトの上澄みに透明な液を見たことあるかと思います。その中にホエイが溶け込んでいます。牛乳に含まれるタンパク質の約20%がホエイになります。

ホエイプロテインの一番の特徴は、体内での吸収が早いことです。カゼインプロテインが、摂取してから吸収されるまでに、約5~6時間がかかるのに対し、ホエイプロテインは、2時間ほどで吸収されるため、トレーニング後のスピーディーな栄養補給に最適なプロテインであると言われています。

ホエイは乳固形分を分離した後の乳清という液体を、さらに遠心分離して抽出したもので、カゼインよりタンパク質含有率が高く、ミネラルや水溶性ビタミンも豊富に含まれています。

ホエイプロテインの原材料である乳清タンパク質の中には、貧血の予防改善効果を持つと期待されているラクトフェリン等も含まれています。

ホエイプロテイン製品を作る際は、製造工程が他の製法に比べて多くなるため、販売価格が割高になる傾向があります。

 

牛乳が苦手な方にもオススメです!

ホエイプロテインは筋肉成分の多くを占めるアミノ酸で構成されており、高い筋肉修復効果が期待されています。また、牛乳を飲むと、おなかがごろごろしやすく「牛乳が苦手!」という方もいらっしゃるかと思います。それは、牛乳の中に含まれている乳糖を消化するための消化酵素「ラクターゼ」の分泌不足が原因で起こります。ホエイプロテインには乳糖がほとんど含まれていないため、味は淡白で飲みやすく、胃腸にもたれにくいというメリットがあります。

ホエイプロテインのデメリットを挙げるとしたら、他のプロテインと比較して価格が若干、高いことでしょうか。ただし、それは製造工程に手間をかけて作っていることの証でもあります。

 

ホエイプロテインはこんな方にオススメ

プロテインは飲むタイミングが重要です。トレーニング後は、素早く筋肉を回復させるために、できるだけスピーディーにタンパク質を筋肉細胞に届ける必要があります。ホエイプロテインは、水溶性で体内での吸収時間が早いことから、運動直後のタンパク補給には最適とされています。筋肉トレーニングだけでなく、長距離走などの持久系スポーツや、瞬発力が必要な格闘技、球技など、さまざまスポーツ分野で強靭な体を作りたい方に適しています。

 

 

製法によって異なる3つのホエイプロテイン!

吸収スピードの速さや、おなかにやさしいなど、優れた特徴を持つホエイプロテインですが。その製造方法には、大きく3つの製造方法があり、それぞれ異なった特徴があります。

 

【ホエイプロテインの3つの製造方法】

 (1) WPC製法 (Whey Protein Concentrate)

 (2) WPI製法 (Whey Protein Isolate)

 (3) WPH製法 (Whey Protein Hydrolysate)

 

(1)WPC製法(Whey Protein Concentrate)

原料になる乳清をフィルター膜で処理することによって濾過し、得られた液体成分を濃縮する製法です。乳糖が残りやすく、乳糖不耐症を持つ人には、お腹がゴロゴロする場合もあります。一方で乳清に含まれるビタミンやカルシウム、ミネラルなど、たんぱく質以外の栄養素を多く含んでいるメリットがあります。

WPC製法は濾過を利用するので、乳製品独特のえぐみや舌触りが残りやすくなります。

WPCの吸収スピードは、他の製法のホエイプロテインと比べて遅めです。

次に説明するWPIの体内への吸収時間が、約30分~2時間なのに対し、WPCは約3時間以上かかると言われています。

たんぱく質の含有量は80%程度と低めですが、製法が比較的簡単なため安価な商品が多く、手に取りやすいプロテインです。

 

(2)WPI製法(Whey Protein Isolate)

先ほどのWPC製法で分離されたタンパク質をさらに「膜処理」や「イオン交換」などの方法で、炭水化物や脂肪といったタンパク質以外の成分をより取り除いて分離します。WPI製法は、たんぱく質の含有量が約90%と非常に純度が高いのが特色です。そのため、お腹の不調になりやすい乳糖の含有率が非常に低く、乳製品が苦手な方にも適したプロテインです。同時に、脂質も1%未満程度しか含まれていないため、カロリーが気になる女性も安心して摂ることができます。

 

吸収速度はダントツ!

WPIは吸収スピードが他のホエイプロテインと比較して非常に早く、トレーニングの直後の素早いタンパク補給に最も適しています。

筋肉はトレーニングの後、1~2時間の間に合成のピークがあると言われています。そのタイミングでプロテインを体に吸収さるためには、摂取後1時間以内に約70%が体内に吸収されるWPIは最適のプロテインです。せっかくの筋力トレーニングの効果を最大限に活かすことが期待できます。

プロテインの純度を高くするために手間がかかっているので、WPCよりも少々高価ではありますが、より高品質なたんぱく質を求める方にはWPIがオススメです。

 

(3)WPH製法(Whey Protein Hydrolysa)

WPC製法で分離されたタンパク質をさらに、微生物に含まれる酵素などを利用して加水分解し、アミノ酸の細かい繋がりにまで分離したものがWPHです。すでにタンパク質が体内で消化された状態と同じであるため、胃や腸への負担は少なくなります。さらに、消化吸収の速さも、WPCやWPIに比べ、早くなります。

WPHは、WPIと比較して、フィルター処理やイオン交換法を用いていないことから、タンパク質の含有量はWPIより低くなります。しかし、他のホエイプロテイン、カゼイン、ソイプロテインなどのタンパク質とは異なり、含有タンパク質の体内への吸収率の高さが特徴です。WPH以外のタンパク質は、体内に取り込まれる過程で、多くが脂肪に変換されたり、体外に排出されたりする傾向があります。その点において、WPHプロテインの利用効率は高いと考えられています。

一方で、WPHは、製造工程が多く、価格も高めのものが多いですが、吸収スピードの速さや、体内での利用効率の高さなどのメリットがあります。

 

ソイプロテイン

ソイプロテインの原料は名前の通り大豆です。ソイプロテインの特徴は、カゼインプロテインと同様に、摂取してから吸収されるまでに約5~6時間かかることです。摂取後は、満腹感が持続しやすいので、カロリーコントロールやダイエット時には、最適のプロテインです。

ソイプロテインには、大豆イソフラボンという成分が含まれています。イソフラボンは、化学構造が女性ホルモンに似ており、髪や頭皮に良いだけではなく肌の新陳代謝を促進させたり、骨や皮膚を丈夫にし、自律神経を安定させる効果があるとされる栄養素です

ソイプロテインは、価格が比較的安いことも特徴の一つです。しかし、水分には溶けにくいので、飲料などに溶かして飲む場合は、飲み辛さを感じる方も多いかもしれません。

 

ソイプロテインは、こんな方にオススメ

 

ソイプロテインは吸収速度が遅く、満腹感が持続しやすいためカロリーコントロールをしている方におすすめです!

イソフラボンや不飽和脂肪酸が含まれているので、肌や毛髪の張りを保つ効果や、コレステロール低下などの効果が期待されます。

 

ホエイとカゼインまたはソイプロテインのミックス

トレーニングを終えた後には、少しでも早く、筋肉細胞に栄養素を補給したいものです。一方で、時間をかけてタンパク質をじっくりと供給し続けるためには、ホエイとカゼインを混ぜて摂取するという方法が効果的です。

また、既存のプロテイン商品にも、複数の原料や製法から作られたプロテインが、各メーカーから販売されているので、目的に合ったものを購入することも、一つの選択肢です。

 

「WPI製法プロテイン オススメベスト5+1 徹底解説!」は、こちら

 

まとめ

 

【カゼインプロテイン】

カゼインプロテインは、満腹感が持続しやすく、カラダにゆっくりと持続的にタンパク質が供給されていきます。

タンパク質以外にカルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。

価格が安価なのも大きなメリットです。

 

【WPCプロテイン】

ビタミンやカルシウムなどのミネラルなど、たんぱく質以外の栄養素も多く含んでいるメリットがあります。

吸収スピードは、他の製法のホエイプロテインと比べて遅めです。

比較的、安価な商品が多い。

 

【WPIプロテイン】

WPIは吸収スピードが他のホエイプロテインと比較して非常に早い。

乳製品でおなかがゴロゴロしやすい方にも適したプロテインです。

少々高価ですが、より高品質なたんぱく質を求める方にはオススメです。

 

【WPHプロテイン】

体内への吸収スピードは非常に高い。

タンパク質が体内で消化された状態と同じであるため、胃や腸への負担が少ない。

他のプロテインと比較して体内での利用効率が高い。

 

【ソイプロテイン】

ソイプロテインは吸収速度が遅く、満腹感が持続しやすい。

イソフラボンや不飽和脂肪酸が含まれ、肌や毛髪の張りを保つ効果や、コレステロール低下などの効果が期待されます。

 

プロテインの原材料や製造方法の違いによってプロテインを分類し、それぞれの特色を解説しました。

どのプロテインが一番良いかではなく、使う方の目的に合わせでどの商品を選択するかが重要になります。製法の異なるいくつかのプロテインを組み合わせながら、状況に合わせて摂取する、という方法も考えられます。また、トレーニングの前後だけではなく、日常の食生活に取り入れることで、ダイエットやカロリーコントロールにも役立つので、ハードなトレーニングを目指す男性だけではなく、女性にも、積極的に取り入れてほしいサプリメントです。

最近のプロテインサプリメントは、形態も様々なものが開発されています。粉末、タブレット(粒状)、液体、ゼリー、バー(固形)などがあり、状況に応じて摂取しやすいように工夫されています。

ぜひ、この記事を参考にして、自分にあったベストなプロテインを選んでください。

 

「WPI製法プロテイン オススメベスト5+1 徹底解説!」は、こちら

プロテイン